ブーニンの自宅、仲代達也の自宅、前川清の自宅を探訪~世田谷区岡本散策(1):長円寺/無名塾
- 2023/10/11
- 07:25
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世田谷区岡本については、「【増補版】多くの芸能人・芸術家が住む世田谷区岡本地区を散策」の記事を掲載したことがありますが、
今回からは、「芸能人・著名人の自宅を探訪しながら世田谷区岡本散策シリーズ」(6回にわたり掲載)として
あまり知られていない世田谷区岡本(と隣接エリア)の見どころや、新たに確認した著名人の自宅をご紹介しながら再訪してみたいと思います。
世田谷区岡本は1~3丁目までありますが、まず岡本1丁目界隈から散策を始めます。
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また、「芸能人・著名人の自宅を探訪しながら世田谷区岡本散策シリーズ」の番外編として、以下の4つの記事があります。
(1)「明治期以降の政財界の大物が構えた邸宅・別邸跡を探訪~世田谷区岡本界隈散策番外編」(3回にわたり掲載)
(2)「世田谷区岡本、岡本周辺にある「第六天」「第六天魔王」を祀った神社を探訪~世田谷区岡本散策番外編」
(4)「【用賀】東条英機の自殺未遂事件~用賀の芸能人・著名人の自宅を探訪~世田谷区岡本界策番外編」
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(※)他の芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。
(※)その他のカテゴリとしては以下のものがあります(投資関係を除く)。
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(岡本概観①:地図)
世田谷区岡本は二子玉川駅から徒歩20~30分程度の場所にあります。
(出典:世田谷区役所HP)
町域は大きくなく、1丁目から3丁目までしかありません。
(出典;岡本自治会)
(岡本概観②:地形)
世田谷区岡本は国分寺崖線(※)に沿った地区で、その中を丸子川(六郷用水)や谷戸川が流れ、町域の西部は仙川が流れています。
(出典:野川流域インフォメーションセンター)
急な坂が多いため、「岡本は坂が多くて苦労するから。かわいい娘は岡本へは嫁にやるな」と言われたそうです。
(※)【国分寺崖線】
国分寺崖線上は眺望がいいので資産家が家を建てることが多いのですが、詳しくは『「中村雅俊・五十嵐淳子夫妻、財津和夫、赤井英和の自宅」と「国分寺崖線の湧水」を探訪しながら成城1,2,3丁目を散策~成城散策・新シリーズ(3)』を参照ください。
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(岡本の地名由来の寺)
岡本1丁目には、岡本の地名の由来となった「長円寺」(長圓寺)があります(下の写真。世田谷区岡本1-20-1)。
真言宗智山派の寺院で、少なくとも江戸初期には存在していたようです。
ただし、場所は現在の場所ではなく、別記事で訪れる「岡本八幡神社」の上にあった「長円寺」の前身である小庵が、火災で焼失した後、元禄年間(1688~1704)に現在の地に移転したそうです。
「長円寺」の山号は「岡本山(こうほんざん)」で、この山号から「岡本(おかもと)」という地名になりました。(※)
通常、山号は扁額(へんがく)に書かれているのですが、長円寺には扁額がないため、
「岡本山」という山号を探したところ、由来碑に書かれていました。
その拡大写真です。
(※)岡本の地名由来に関するその他の説として、鎌倉時代の武将木曽義仲に属していた岡本次郎成勝出身地であったことからつけられた説、丘陵起伏の多い地であることから岡本と名付けられたという説があります。
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(岡本唯一のコンビニ兼スーパー)
長円寺の近くには、岡本唯一のコンビニ兼スーパーであるイオンの「まいばすけっと」があります(世田谷区岡本1-16-1)。
岡本には、「この地で唯一の●●」という商店が多くあるので、列挙すると
【岡本唯一のクリーニング店】
岡本1丁目にある岡本唯一のクリーニング店で
午後3時から7時までしか営業していません(^^
【岡本唯一のレストラン】
岡本3丁目にある岡本唯一のレストラン「かつ久」です(世田谷区岡本3-10-4)。
「かつ久」の他には、予約時のみ開店するレストラン、不定期に営業するレストラン、軽食を提供するカフェはありますが、常時営業しているレストランはこの「かつ久」しかありません。
この「かつ久」は岡本3丁目に住んでいた故大原麗子のお気に入りの店で、『「大原麗子が通った近所のトンカツ屋」と「大原麗子の自宅(旧宅)」』で書きましたので、ご関心のある方はこの記事をお読みください。
【岡本唯一のパン屋】
岡本3丁目にある、岡本唯一のパン屋で、可愛らしい外観のパン屋「ペトラン」です(世田谷区岡本3-3-18)。
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このように岡本地区(1~3丁目)は、商店は非常に少なく、住宅街と農地が広がる坂の多いエリアというイメージになります。
別記事(「コウケンテツ、渡辺キャスターの自宅、松任谷由実の旧宅を探訪~世田谷区岡本散策(3)」)でご紹介しますが、この地域は意外と農地が残されているエリアです。
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(テーラー塚原)
この岡本唯一のパン屋の近くには、明治40年(1907年)神田で創業した老舗テーラーの「テーラー塚原」があります(世田谷区岡本3-2-7)。
岡本の高級住宅街にある邸宅ですが、よく見ると2階にショーケースがあり、
「TAILOR TSUKAHARA」と書かれています。
なじみの客だけを扱う老舗洋服店のようです。
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(ブーニンの自宅)
岡本1丁目には、ロシアのピアニストで、日本で「ブーニン・フィーバー」が起きたことのあるブーニンの自宅があります。
その表札です。
ドイツにも自宅があり日本とドイツを行き来しているようです。
なお、ブーニンの邸宅横には同じような規模の家があり、
散策しているときに、この家の土地が売り出されていたので、業者の資料を見てみると土地面積が602.95㎡(約182坪)で2億8500万円でした。
土地だけで2億8500万円ですが、古家の建て替え、擁壁の修理などを含めるとさらに金額が上乗せされることになります。
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(仲代達矢の「自宅」兼「俳優養成所」:無名塾)
同じく岡本1丁目には俳優・仲代達矢が主催する俳優養成所である「無名塾」があります。
昭和7年(1932年)生まれの仲代達矢は、小学校低学年のころから世田谷の瀬田・岡本地域に住み続けているそうです。
銅板に刻まれた仲代達矢の詞が壁にはめ込まれています。いい詞ですね。
ここは仲代達矢の自宅も兼ねており、稽古場を使った公演も行われています。
なお、この無名塾出身の俳優である役所広司の自宅については、「ビートたけしなど芸能人の自宅を探訪しながら尾山台・等々力・野毛散策(2)」を参照ください。
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(前川清の自宅)
岡本1丁目ではありませんが岡本3丁目には、前川清の自宅があります。
前川清は錦鯉が好きで、自宅の庭には錦鯉育成用のプールがあるそうです。
入口には
「前川」と書かれた表札がありました。
また、ガレージに大きな車が置かれていました。
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(他の演歌歌手の自宅に関する記事)【追記】
他の演歌歌手の自宅に関する記事としては、以下の記事があります。
小林幸子の新旧2つの自宅は道を挟んで建っています(下の写真)。詳しくは上記記事をご覧ください。
(3)藤あや子、坂本冬美:「タモリなど芸能人の自宅を探訪~八雲・東が丘・駒沢散策(4)」
下の写真は坂本冬美の自宅の表札。
(※)他の芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。
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次回の記事でも引き続き、世田谷区岡本を散策しながら芸能人・著名人の自宅を探訪します。
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