研ナオコ、横溝正史、羽田孜元総理、仲谷昇の自宅を探訪しながら成城1,2,3丁目を散策~成城散策・新シリーズ(2):病院坂ロケ地
- 2023/06/21
- 06:42
前回の「成城再訪~プロローグ~成城概観」で書いたように、
世田谷区成城散策については、4回にわたって掲載した「芸能人・文士の自宅を探訪しながら成城学園散策シリーズ」がありますが、
今回からの「成城散策シリーズ」では、新たに得た情報を加味しながら成城を再訪します。
今回の記事は「成城1,2,3丁目散策サブシリーズ」初回の記事で、研ナオコ、横溝正史、仲谷昇、羽田孜元総理の自宅を探訪しながら、成城1,2,3丁目を散策します。
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成城は1丁目~9丁目までの広い区域にまたがりますので、以下のようにサブシリーズに分けて散策します。番外編として「喜多見が主流で成城は傍流」があります。
(1)「プロローグ:成城概観」
(2)「芸能人・著名人の自宅を探訪しながら成城1,2,3丁目散策サブシリーズ」(3回にわたって掲載)
(3)「芸能人・著名人の自宅を探訪しながら成城4,5,6丁目散策サブシリーズ」(6回にわたり掲載)
(5)番外編:「喜多見が主流で成城は傍流」
(※)他の芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。
(※)その他のカテゴリとしては以下のものがあります(投資関係を除く)。
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(商業エリア:駅の北側より庶民的)
前回の「成城再訪~プロローグ~成城概観」で掲載した成城の全体地図を再掲します。今回散策する成城1,2,3丁目は成城学園前駅の南側になります。
(出典:成城自治会HPを筆者が加工)
商業施設は、駅の南側の道路沿いと(下の写真)
昭和45年(1970年)に隣接する喜多見、砧町の一部が成城に併合されましたが、そのエリアに大型の商業施設がありまます(コジマ・サミットは砧町から併合した成城1丁目。OKは喜多見から併合した成城3丁目)。
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また、駅の南側の商業地区には、ファストフード店や100円ショップがあり、駅の北側の商店街より庶民的です。
前回の「成城再訪~プロローグ~成城概観」で書いたように、成城学園が分譲した宅地は駅の北側部分のみで、南側は多摩の大地主・鈴木久弥の土地分譲であったことの名残が、庶民的な商業店舗が多いという形で今でも残っているようです。
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(東宝スタジオ(東宝撮影所))
また、砧町の一部を併合したエリアに「東宝スタジオ(東宝撮影所)」があります(世田谷区成城1-4-1)。
スタジオ入口にはゴジラの像が置かれ、
建物の壁面にはゴジラと「七人の侍」の巨大壁画が描かれています。
東宝スタジオ(設立当時は前身のP.C.L(写真科学研究所))が成城に設立されたことにより、文化人のみならず、多くの映画監督やスター俳優たちが住む街になったことについては「成城再訪~プロローグ~成城概観」で書いた通りですが、
「七人の侍」の侍役で出演した俳優のうち、4人(三船敏郎、志村喬、加東大介、千秋実)が成城住まいだったそうです。
なお、昔はスタジオ内を見学できましたが、現在は立ち入り禁止となっています。
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(貴重なホームセンター:DCM)
また、東宝スタジオを奥に入って行くと(280m直進)
ホームセンターのDCMがあります。
東京23区の南西部にはこのような大きなホームセンターが他にないので、貴重な存在です。
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(横溝正史の自宅)
この界隈にある、推理小説家・横溝正史の自宅です。生垣のある家で昔からある成城の家の典型的なスタイルです。
入口には、
「YOKOMIZO」「横溝」と書かれた表札がありました。
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(「病院坂」①:成城の病院坂と港区高輪の病院坂)
横溝正史の小説「病院坂の首縊りの家」の舞台になった「病院坂」という坂が成城3丁目にありますが(下の写真)、
小説の舞台になった坂は港区高輪にある通称ピーコック坂(下の写真)であることについては「芸能人・文士の家を探訪しながら成城学園散策(最終回)」で詳しく書いたところです。
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(「病院坂」②:世田谷区岡本のロケ地)
この病院坂についてさらに付け加えると、金田一耕助扮する石坂浩二が主演した映画(昭和54年(1979年))に登場する「病院坂」(下の写真)は、
(出典:病院坂の首縊りの家(1979年の映画))
東宝スタジオから自動車で10分ぐらいの場所にある世田谷区岡本の坂を「病院坂」としてロケ撮影しました。下の写真はロケに使われた「現在の病院坂」(世田谷区岡本1丁目)。
現在の坂はペンキが塗られたりして撮影には使えないと思います。
ロケ当時にあった煉瓦の家(下の写真)は
(出典:病院坂の首縊りの家(1979年の映画))
現在も残っています(聖ドミニコ修道会)。
また、首縊りの家のセットとなった場所は、現在はこの坂下にある「世田谷区立岡本地区会館」となっています。
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(仲谷昇の自宅)
横溝正史の自宅近くには、岸田今日子と結婚(後に離婚)した俳優の仲谷昇(なかや のぼる)の自宅があります。
「仲谷」と書かれた表札です。
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(「地味な外観のセブンイレブン」と成城憲章)
成城1丁目の住宅地にあるセブンイレブンは、下の写真のように白と黒を基調にした地味な外観になっています(成城1丁目24-5)。
成城には、成城の風情を後世に残し住環境を向上させることを目的にした紳士協定である「成城憲章」があり、
その「成城憲章」の中に「落ち着いた街並み景観や美観への配慮」という項目があります(成城憲章3-7)。このセブンイレブンの外観はこの成城憲章に基づくものと思われます。
参考記事:港区白金にあるドンキホーテの外観も下の写真のように他所と異なり落ち着いた雰囲気の外観になっています(『シロガネーゼの別の顔(1)~「港区白金の下町の洋食屋さん」と「在日米軍施設」と「現役の井戸」』を参照)
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(研ナオコの自宅)
さらにこの界隈には研ナオコ(本名:野口なを子)の自宅があります。
この自宅の入口の壁に
本名である「Noguchi」と書かれた表札がありました。
下の写真は、研ナオコがYou Tubeでご主人と一緒に自宅の屋上にテントを張ってキャンプした時の様子。ご主人は元俳優の野口典夫で、現在は研ナオコが在籍する芸能事務所「ケンズファミリー」の代表を務めています。
(出典:研ナオコ Naoko Ken)
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(羽田孜元総理の自宅)
細田内閣の総辞職後、短期間(在任64日)ではありましたが第80代内閣総理大臣を務めた羽田孜元総理の自宅です。
現在、敷地内の別棟2世帯住宅で、子息の羽田次郎参議院議員は左側の邸宅に住んでいると思われます。
入口に
「羽田」と大きく書かれた木の表札がありました。
羽田元総理は成城学園高校、成城大学を卒業し、成城とは縁の深い政治家です。
参考記事:本ブログで掲載した政治家の自宅に関する記事は以下の通りです。
(1)安倍前総理、小渕優子議員:『【奥渋】「安倍前総理、小渕優子議員の自宅」と「チョコレートの名店」』
(2)麻生副総理:『【奥渋】「デビ夫人、麻生副総理の自宅」と「魚屋で定食三昧」:魚力』
(4)小沢一郎議員:「【桜新町・深沢】芸能人の自宅を探訪しながら桜新町・深沢・用賀を散策(2)」
(5)蓮舫議員:『「蓮舫議員の自宅」と「戦争遺構」を探訪~池尻大橋散策(2)』
(6)山東昭子議員:「美輪明宏など芸能人・著名人の自宅を探訪~八雲・東が丘・駒沢散策(最終回)」
(※)他の芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。
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次回の記事では、引き続き成城1,2,3丁目を散策しながら、芸能人・著名人の自宅を探訪します。
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