【日本橋】日本橋浜町→深川散策(2):経新堂稲崎表具店/荒汐部屋/眞砂座跡/千疋屋アウトレット
- 2022/05/23
- 09:55
私は、数年に一度ぐらいの頻度で、風邪をこじらせて寝込むことがあるのですが、今までは自宅療養で何とか回復していました。
しかし、今回は腹部に激痛を感じたため病院に行ったところ、肺と消化器官に炎症があるとのことで即入院することになり、予想以上(この記事で書いた以上)に寝込んでしまいました(入院前にPCR検査を受けましたが陰性でした)。
もう若くないという、年齢を感じる良い機会になりましたが、今後は健康寿命を少しでも伸ばすため、無理せず散策などを楽しんでいきたいと考えています。
(今後の体調・諸般の事情により、記事の掲載が不定期になることもありますので、よろしくお願いいたします)
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前回の記事では、日本橋浜町界隈を散策しました。
今回は、浜町界隈をさらに散策した後、清洲橋を渡って江東区深川まで散策してみます。
参考記事:『【清澄白河】岩崎宏美の自宅を探訪しながら、「ワイン醸造所のイタリアン」と「お洒落なカフェ」を堪能』。下の写真は、この記事で紹介した岩崎宏美の自宅。芸能人にしては珍しく下町の江東区に自宅があります。
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(参考:今までの日本橋散策記事)
日本橋散策については、今まで、以下のような7つのサブシリーズと1つの番外編を掲載してきました。
①「日本橋堀留町・小舟町散策サブシリーズ」:江戸時代に大変賑わい、浅草寺の大提灯にその名を今でも残している「日本橋堀留町・小舟町」散策(3回にわたり掲載)、
②「日本橋人形町二丁目・富沢町散策サブシリーズ」:花街や遊郭の名残を残す「日本橋人形町二丁目・富沢町」散策(3回にわたり掲載)
③「日本橋蛎殻町サブシリーズ」:水天宮や、東京シティエアーターミナルがある「日本橋蛎殻町」散策(2回にわたり掲載)
④「橋梁としての日本橋サブシリーズ」:橋としての日本橋を様々な視点から見た散策(3回にわたり掲載)
⑤(番外編)「見どころの多い中央区新川散策シリーズ」:日本橋と比べると存在感の少ない新川地区ですが、散策すると多くの見どころを見つけることができる新川地区を散策した番外編(6回にわたり掲載)
⑥「日本橋小伝馬町・浜町川跡・東日本橋散策サブシリーズ」:伝馬町牢屋敷跡、浜町川跡の暗渠散策、東日本橋界隈を散策(3回にわたり掲載)
⑦「日本橋小網町・人形町1丁目を散策サブシリーズ」:人形町にあった「元吉原」に通じる橋である「親父橋跡」、西郷隆盛屋敷跡などを散策しながらレストラン・カフェ巡り(2回にわたり掲載)
⑧「日本橋浜町→深川散策サブシリーズ」:日本橋浜町の散策と隅田川を渡って江東区深川を散策(3回にわたり掲載)
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(経新堂稲崎表具店:江戸時代から続く老舗店)
天保年間から続く老舗表具店の「経新堂稲崎表具店」です(中央区日本橋浜町2丁目48-7)。
店の前に「大経師」という看板があります。
昔は表具屋のことを経師屋と呼び、「大経師」というのは経師の筆頭格の意味で、
この「経新堂稲崎表具店」の先祖は、江戸時代に大経師の称号を受け、名字帯刀を許されてお城に出入りをしていたそうです。
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(荒汐部屋)
この近くには、時津風一門の相撲部屋「荒汐部屋」があります(中央区日本橋浜町2丁目47-2)。
その「荒汐部屋」の入り口です。
モンゴル力士「蒼国来」(そうこくらい)が令和2年(2020年)3月に現役を引退し、9代荒汐を襲名して、荒汐部屋を継承しました。
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(眞砂座跡と夏目漱石)
「荒汐部屋」から清洲橋通りを隅田川方向に歩き、「清洲橋」に向かいます。
途中の道を左に曲がると、マンション脇にひっそりと「眞砂座跡」があり(中央区日本橋中洲5-1)、
「夏目漱石の「吾輩は猫である」は小山内薫によって脚色され、上演された」と書かれています(中央区日本橋中洲5-1)。
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中央区にある夏目漱石関連の史跡としては、『【日本橋】「にんべんが直営する和食レストラン」と「夏目漱石と中央区の意外な関係」』で書いたように、
この「眞砂座跡」の他に、
日本橋三越本店屋上にある「漱石の越後屋の碑」、
コレド日本橋アネックス広場にある「漱石名作舞台の碑」があります。
また、この界隈の「中洲」は、『【新川】新川跡をたどる(暗渠散歩)~見どころの多い中央区新川を散策(3)』で書いた高尾稲荷に祀られている、遊女高尾太夫が船上で釣り斬り殺されたところです。
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(清洲橋)
隅田川に掛かる橋の中で、最も美しいと言われる「清洲橋」(きよすばし)が見えてきました。
平成12年(2000年)に永代橋とともに土木学会の「第一回土木学会選奨土木遺産」に選定され、
男性的なイメージの永代橋と対比して、清洲橋は優美な下垂曲線を描く女性的なイメージの橋とされています。
「清洲橋」のたもとの右手には、「清洲橋の照明灯具」と「清洲橋の碑」が置かれています。
なお、「清洲橋」の名の由来は、建設当時の両岸である深川区清住町と日本橋区中洲町から採られたものです。
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(伊勢屋・千疋屋アウトレットに向かって散策)
「清洲橋」を渡ると江東区ですが、橋を渡って、和菓子の「伊勢屋」と「千疋屋製造直売所」(アウトレット)に行ってみます。
途中には、相撲部屋、清澄庭園、深川江戸資料館など見どころが沢山ありますので、時間があればこの界隈をゆっくり散策するのもいいかと思います。
参考記事:下の写真は、「江東区深川の名所を歩くシリーズ」で散策した時に訪れた江東区深川にある「大嶽部屋」と霊厳寺にある江戸六地蔵の一つである地蔵菩薩。
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(伊勢屋)(山口智子の先祖ゆかりの地)(千疋屋アウトレット)
「伊勢屋 平野店」です(江東区平野1丁目2-1)。ここは工場があり販売も行っているので、工場で作られた和菓子を時間差をおかずに購入することができます。
伊勢屋の店舗は都内にいくつかありますが。ここの工場で作られた和菓子がそれぞれの店舗に運ばれています。
仙台堀川に架かる橋を渡ると、
『「山口智子の先祖・杉山杉風ゆかりの地」と「美味しい、ボリュームたっぷり牛タンの店」』で紹介した、山口智子の先祖・杉山杉風(すぎやまさんぷう)の住居跡である採荼庵(さいとあん)があります(下の写真)。
参考記事:「芸能人・著名人の自宅などを探訪しながら散策~世田谷線の旅(9)」では杉山杉風の墓所を紹介しました。
さらに進むと、千疋屋のアウトレットである「千疋屋 製造直売所」(江東区深川1丁目9-10)があります。
ここでは、都心の千疋屋よりも安く千疋屋の商品を購入することができます。
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次回の記事では、日本橋浜町から新大橋を渡り江東区深川界隈を散策します。
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