柴田恭兵の自宅を探訪しながら散策~世田谷線の旅(4):駒留八幡神社/常盤塚/さぎそう伝説/松陰神社
- 2021/12/22
- 12:27
前回の「世田谷に住んでいるタヌキ~世田谷線の旅(3)」では、
世田谷線に乗って、世田谷に住んでいるタヌキのいる場所を訪れました。
今回は、柴田恭兵の自宅を探訪しながら散策を続けます。
(※)他の芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。
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(烏山川緑道)
前回の記事で歩いた若林駅の近くには、「三軒茶屋を散策~世田谷線の旅(2)」で書いたように、三軒茶屋から続く「烏山川緑道」(烏山川を暗渠化して作った緑道)があります。
そして、この近くにはクリーニング店が多くあるのですが、
水を多く使うクリーニング店は川の近くにあることが多く、暗渠サインともなっています。
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(常盤塚)(「さぎそう伝説」と世田谷区の排水溝の蓋)
若林駅から南に歩いていくと「常盤塚」があります(世田谷区上馬5丁目30-19)。
ここに祀られる常盤姫は「さぎ草物語」で知られる伝説「名残常盤記」の主人公です。
吉良氏の重臣で奥沢城主大平氏の愛娘常盤姫は、吉良頼康に望まれ側室となり、子を授かりましたが、
これを妬んだ他の側室達にいわれなき不義を言い立てられ、城から逃れるも討たれました。
常盤の愛鷺が奥沢城に文を運ぶ途中、落ちた地からさぎ草が咲いたといいます。
この「さぎそう伝説」にちなんで、世田谷区が設置する排水溝の蓋には「さぎ草」が描かれています。
参考記事:奥沢城と奥沢神社については、『【自由が丘】「ハワイから来たクレープ」と「奥澤神社の蛇まつり」』をご覧ください。
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(柴田恭兵の自宅)
この界隈には俳優・柴田恭兵の自宅があります。レンガ造りの瀟洒な建物です。
入口には
「SHIBATA」と書かれた表札がありました。
Wikipediaによれば、柴田恭兵は「三島由紀夫、仲村トオル・鷲尾いさ子夫妻の自宅を探訪~臼田坂散策(3)」で書いた俳優の仲村トオルと親交があるとのことです(下の写真は「仲村トオルの自宅)。
【追記】
柴田恭兵の自宅隣にベッキーの家が新築されました(下の写真)。詳しくは『「ベッキーの自宅」と「柴田恭兵の自宅」は隣同士』をご覧ください。
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(駒留八幡神社)(蛇崩川緑道)
さらにこの界隈には「駒留八幡神社」があり(世田谷区上馬5-35-3)、
境内には上述した常盤姫を弁財天として祀った厳島神社が鎮座しています。
また、この近くには蛇崩川緑道があります(下の写真)。以前は、川があった当時の橋の欄干が残されていたようですが、残念ながら私が行った時は撤去されてありませんでした。
緑道として整備するのはいいのですが、過去の遺構も残しておいて欲しいものです。
参考記事:蛇崩川については以下の記事で書いたことがあります。
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(松陰神社前駅)
若林駅の次の駅「松陰神社前駅」(下の写真)に行きます。
駅の近くには『【世田谷線沿線】「雰囲気のいいフレンチレストラン」と「かわいらしい超ローカルな世田谷線」』でご紹介したフレンチレストラン「ゴンアルブル」があり(下の写真)、
踏切そばには、100年以上続く老舗パン屋の「ニコラス静養堂」があります。
ここのパンは世田谷一安いと評判です。安いだけでなく美味しいのでコスパは最高です。
また、世田谷線沿線の商店街は小規模な商店街が多いのですが、松陰神社前駅の商店街は比較的大きく散策していて楽しめます(下の写真)。
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(松陰神社)
駅名の通り、ここには吉田松陰を祀った「松陰神社」があるので、まずは「松陰神社」に行ってみましょう(世田谷区若林4丁目35-1)。
境内内には「松下村塾」の復元家屋があります。
また、参道の左右には32基の石燈篭がありますが、吉田松陰門下の伊藤博文、山形有朋などの縁故者により明治41年(1908年)に奉献されたものです。
下の写真は伊藤博文が奉献した石燈篭で、
伊藤博文の名前が刻まれています。
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参道の左に行くと、吉田松陰の墓と
関係者の墓所があります。
参考記事:吉田松陰終焉の地については「吉田松陰が投獄された小伝馬町牢屋敷~日本橋小伝馬町・浜町川跡・東日本橋散策(1)」を参照ください。
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興味深いのは、敵方であり吉田松陰を死罪にした徳川家が奉納した燈篭や水盤があることで、
おそらく、明治政府に対して徳川家が恭順の意を示すために奉納したのではないかと推測しています。
参考記事:徳川宗家の邸宅(自宅)については「ユニクロ柳井社長の邸宅、イスラム教寺院を探訪~三田用水跡・暗渠散策(2)」を参照ください。
また、少し離れた場所に、日露戦争時に首相を務めた桂太郎の墓所があります。
桂太郎の総理としての通算在職日数は2886日で、安倍前総理が桂太郎の通算在職日数を超えたとして報道をにぎわせたことがあります(安倍前総理の通算在職日数は3188日で歴代1位、桂太郎は歴代2位)。
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次回の記事でも、芸能人の自宅を探訪しながら、世田谷線の旅を続けます。
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