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柴田恭兵の自宅を探訪しながら散策~世田谷線の旅(4):駒留八幡神社/常盤塚/さぎそう伝説/松陰神社


世田谷線に乗って、世田谷に住んでいるタヌキのいる場所を訪れました。

今回は、柴田恭兵の自宅を探訪しながら散策を続けます。


(※)他の芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。




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(烏山川緑道)


前回の記事で歩いた若林駅の近くには、「三軒茶屋を散策~世田谷線の旅(2)」で書いたように、三軒茶屋から続く「烏山川緑道」(烏山川を暗渠化して作った緑道)があります。
烏山川緑道 世田谷線の旅4


そして、この近くにはクリーニング店が多くあるのですが、
クリーニング店密集地1 世田谷線の旅4  クリーニング店密集地2 世田谷線の旅4


水を多く使うクリーニング店は川の近くにあることが多く、暗渠サインともなっています。




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(常盤塚)(「さぎそう伝説」と世田谷区の排水溝の蓋)


若林駅から南に歩いていくと「常盤塚」があります(世田谷区上馬5丁目30-19)。
常盤塚 世田谷線の旅4


ここに祀られる常盤姫は「さぎ草物語」で知られる伝説「名残常盤記」の主人公です。

吉良氏の重臣で奥沢城主大平氏の愛娘常盤姫は、吉良頼康に望まれ側室となり、子を授かりましたが、

これを妬んだ他の側室達にいわれなき不義を言い立てられ、城から逃れるも討たれました。

常盤の愛鷺が奥沢城に文を運ぶ途中、落ちた地からさぎ草が咲いたといいます。

この「さぎそう伝説」にちなんで、世田谷区が設置する排水溝の蓋には「さぎ草」が描かれています。
さぎ草の排水口 世田谷線の旅4


参考記事:奥沢城と奥沢神社については、『【自由が丘】「ハワイから来たクレープ」と「奥澤神社の蛇まつり」』をご覧ください。




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(柴田恭兵の自宅)


この界隈には俳優・柴田恭兵の自宅があります。レンガ造りの瀟洒な建物です。
柴田恭兵の自宅1 世田谷線の旅4


入口には
柴田恭兵の自宅 玄関 世田谷線の旅4


「SHIBATA」と書かれた表札がありました。
柴田恭兵の自宅 表札 世田谷線の旅4


Wikipediaによれば、柴田恭兵は「三島由紀夫、仲村トオル・鷲尾いさ子夫妻の自宅を探訪~臼田坂散策(3)」で書いた俳優の仲村トオルと親交があるとのことです(下の写真は「仲村トオルの自宅)。
仲村トオルの自宅 世田谷線の旅4


【追記】
柴田恭兵の自宅隣にベッキーの家が新築されました(下の写真)。詳しくは『「ベッキーの自宅」と「柴田恭兵の自宅」は隣同士』をご覧ください。

ベッキー 柴田恭兵の自宅 位置関係2


(※)他の芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。




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(駒留八幡神社)(蛇崩川緑道)


さらにこの界隈には「駒留八幡神社」があり(世田谷区上馬5-35-3)、
駒留八幡神社 世田谷線の旅4


境内には上述した常盤姫を弁財天として祀った厳島神社が鎮座しています。
駒留八幡神社 厳島神社 世田谷線の旅4


また、この近くには蛇崩川緑道があります(下の写真)。以前は、川があった当時の橋の欄干が残されていたようですが、残念ながら私が行った時は撤去されてありませんでした。
蛇崩川緑道 世田谷線の旅4


緑道として整備するのはいいのですが、過去の遺構も残しておいて欲しいものです。

参考記事:蛇崩川については以下の記事で書いたことがあります。




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(松陰神社前駅)


若林駅の次の駅「松陰神社前駅」(下の写真)に行きます。
松陰神社前駅 世田谷線の旅4


駅の近くには『【世田谷線沿線】「雰囲気のいいフレンチレストラン」と「かわいらしい超ローカルな世田谷線」』でご紹介したフレンチレストラン「ゴンアルブル」があり(下の写真)、
ゴンアルブル 世田谷線の旅4


踏切そばには、100年以上続く老舗パン屋の「ニコラス静養堂」があります。
ニコラス静養堂 世田谷線の旅4


ここのパンは世田谷一安いと評判です。安いだけでなく美味しいのでコスパは最高です。

また、世田谷線沿線の商店街は小規模な商店街が多いのですが、松陰神社前駅の商店街は比較的大きく散策していて楽しめます(下の写真)。
松陰神社駅前の商店街 世田谷線の旅4




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(松陰神社)


駅名の通り、ここには吉田松陰を祀った「松陰神社」があるので、まずは「松陰神社」に行ってみましょう(世田谷区若林4丁目35-1)。
松陰神社 世田谷線の旅4


境内内には「松下村塾」の復元家屋があります。
松下村塾の復元家屋 世田谷線の旅4


また、参道の左右には32基の石燈篭がありますが、吉田松陰門下の伊藤博文、山形有朋などの縁故者により明治41年(1908年)に奉献されたものです。
松陰神社 石燈篭 世田谷線の旅4


下の写真は伊藤博文が奉献した石燈篭で、
松陰神社 伊藤博文の石燈篭1 世田谷線の旅4


伊藤博文の名前が刻まれています。
松陰神社 伊藤博文の石燈篭2 世田谷線の旅4




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参道の左に行くと、吉田松陰の墓と
松陰神社 吉田松陰の墓所 世田谷線の旅4


関係者の墓所があります。
松陰神社 烈士墓所 世田谷線の旅4






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興味深いのは、敵方であり吉田松陰を死罪にした徳川家が奉納した燈篭や水盤があることで、
松陰神社 徳川家奉納燈篭 世田谷線の旅4

おそらく、明治政府に対して徳川家が恭順の意を示すために奉納したのではないかと推測しています。

参考記事:徳川宗家の邸宅(自宅)については「ユニクロ柳井社長の邸宅、イスラム教寺院を探訪~三田用水跡・暗渠散策(2)」を参照ください。

また、少し離れた場所に、日露戦争時に首相を務めた桂太郎の墓所があります。
松陰神社 桂太郎の墓所 世田谷線の旅4


桂太郎の総理としての通算在職日数は2886日で、安倍前総理が桂太郎の通算在職日数を超えたとして報道をにぎわせたことがあります(安倍前総理の通算在職日数は3188日で歴代1位、桂太郎は歴代2位)。

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次回の記事でも、芸能人の自宅を探訪しながら、世田谷線の旅を続けます。


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プロフィール

カツQ

Author:カツQ

リタイアして8年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に東京散歩と株式投資で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。

東京散歩は健康維持も兼ねながら、歴史や地形・古道・暗渠を通して見た街角散をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。

投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。

X(旧ツイッター)にも投稿しています。X(旧ツイッター)のリンク先は、https://twitter.com/QQkatsu525

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