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【茅場町】明治時代創業の超レトロな洋食屋:「桃乳舎」と「メイゾン鴻乃巣」

今回は明治22年(1889年)創業の超レトロな洋食屋「桃乳舎」のご紹介です(中央区日本橋小網町13−13)。
看板 桃乳舎記事


なお、茅場町のレストラン・カフェとしては、『【茅場町】「カジュアルで美味しいフレンチ」と「高級ケーキ店」:ネキ/イーズ』に続く第5弾となります。




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(「メイゾン鴻乃巣」より古いレストラン)


茅場町にある「東京証券取引所」(下の写真)については、
東京証券取引所 桃乳舎記事



その「東京証券取引所」の近くにある鎧橋(よろいばし。下の写真)のたもと付近に
鎧橋 桃乳舎記事


「メイゾン鴻乃巣創業の地」(めいぞん こうのす)の説明板がひっそりと立っています。
メイゾン鴻乃巣説明板1 桃乳舎記事  




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その説明板には、「明治43年(1910年)、横浜のホテルで西洋料理の修行をした奥田駒蔵が開いた東京で最初の西洋料理店」と書かれています。
メイゾン鴻乃巣説明板2 桃乳舎記事


日本におけるカフェ・レストランの草分けとして知られ、谷崎潤一郎、高村光太郎、菊池寛などの西洋志向を抱く文人たちが集い、飲食のみならず藝術談義を愉しんだそうです。

下の写真は、ここから徒歩4~5分の場所にある「谷崎潤一郎生誕の地」碑(谷崎潤一郎生誕の地については、「【日本橋】今も昔も交通の要所~日本橋蛎殻町(2):旧日本橋区役所/遠忠商会/牡蠣町殻銀座跡/谷崎潤一郎生誕の地」を参照)。
谷崎潤一郎生誕の地碑 桃乳舎記事




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(桃乳舎の歴史)


「桃乳舎」は、この「メイゾン鴻乃巣創業の地」(めいぞん こうのす)の説明板のすぐ近くにあります。

目を引くレトロな建物なのですぐに分かります。
外観 桃乳舎記事


上で述べたように、「桃乳舎」の創業は明治22年(1889年)ですので、明治43年(1910年)創業の「メイゾン鴻乃巣」よりも古い歴史を持っています。

明治になって牛乳が飲まれるようになったことから、当初は牛乳販売店として創業し、その後「ミルクホール」として営業したそうです。

現在のレトロな建物は昭和8年(1933年)に建てられたもので、戦災を免れ、当時の様子を伝える貴重な建物となっています。

「桃乳舎」の名前を示す「桃」のレリーフがあり、
外観 桃のマーク 桃乳舎記事


細部に昭和レトロを見ることができます。
外観4 桃乳舎記事




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(昭和の洋食を堪能)


入り口脇には、昭和レトロが漂うショーケースがあります。
外観3 桃乳舎記事


室内もレトロ感が漂っています。
室内 桃乳舎記事


テーブルに置かれたメニューを見ながら、
メニュー 桃乳舎記事


私達は、日替わりランチ(税込み 520円)、カツカレー(570円)、ハンバーグライス(520円)を注文しました。




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運ばれてきた日替わりランチは、「一口カツ」と「コロッケ」でした。
日替わりランチ1 桃乳舎記事  日替わりランチ2 桃乳舎記事


カツカレー、
カツカレー 桃乳舎記事


ハンバーグライスです。
ハンバーグライス1 桃乳舎記事  ハンバーグライス2 桃乳舎記事


安価な値段で、昭和の雰囲気と味を堪能しました。

なお、当店は周辺サラリーマンの昼食の提供のみを行っているので、平日の昼しか開店していません。

☆☆☆





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参考記事:本ブログで紹介した洋食屋の記事をまとめてみました。









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プロフィール

カツQ

Author:カツQ
リタイアして8年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に東京散歩と株式投資で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、歴史や地形・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。

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