損切りしない株式投資(2):メンタルの維持
- 2018/04/13
- 18:16
前回の「損切りしない株式投資(1)」で、損切りしない条件として以下の条件を挙げました。
【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、特に中小型株については、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 売却は、同じく過去1年~3年の株価チャートを見ながら最高値に近いところで売却する。ただし、現金比率を高める等の理由で僅かな含み益で売却するときもある。
(6) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ
【2018年6月4日追記】:上記条件で、①当初提示した条件には、売却の条件が抜けていましたので、それを追加しています。②また、条件(3)に「特に中小型株については」を追加しています(下線部分が追加部分です)。
☆☆☆
☆☆☆
今回は、上の(1)、(2)について私の考えを述べたいと思います。
(1)、(2)の条件は、メンタルの維持を目的とするものです。
(1)の「投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない」は、投資を行う者にとっては当然のことですが、金銭感覚の違いも考えなければなりません。日常生活では100円、200円の差は大きいですが、株式投資売買の場合は株1単元あたり、1,000円、2,000円どころか、1万円、2万円、それ以上の差が出てくることはザラにあります。
日常生活の金銭感覚とははっきりと区別することが重要です。
(2)の「現物取引のみに限定し、信用取引は行わない」は私のFXでの経験から学んだことです。
FXは保証金を支払うことにより、自分の手元にある資金の何倍もの資金量を扱うことのできる投資です。つまりレバレッジを使った投資になりますが、このためロスカットリスクも生じ、ロスカットされないために損切りも必然的にしていかなければなりません。(この記事を書くにあたって調べ直しましたが、FXの取引所によってはレバレッジ1倍の取引所もあるようです)
前回も書いたように、「損小利大」を求めるためには、損切りは早めに、利益確定はできるだけ引き伸ばしてということになりますが、これが「言うは易く行うは難し」の世界で精神的に消耗しました。
もちろん、損切りの上手な人は沢山いますし、損切りが下手であっても訓練して上手になって活躍している投資家の方々も多くいらっしゃいます。
しかし、私はできなかった。
結局、半年間程FXをやって、私の性格には合わないし才能もないと諦めました。半年間、学校に通うくらいの授業料は支払いましたが、いい勉強になりました。
私がリアルでFXを始めた時期は2015年の夏前後でした。それまでは、暫くの間デモトレードをやっておりそこそこの成績をあげていたのですがリアルにした途端8月のチャイナ・ショックが起こりました。このチャイナ・ショックで、世界中が大幅な株安に見舞われ、ドル円レートもそれまでの円安トレンドが変わり円高トレンドになりました。
予行練習(デモトレード)と弾の飛び交う実戦(リアル)の差に加え、このような変動の時期であったことも一因でFX投資が上手くできなかったのですが、このような時期に投資を始めたことは私にとって大変良かったと思っています。アベノミクス時の円安トレンドが長期に渡って進行していたときでしたら、儲けはあったかもしれませんが勉強にはならなかったと思います。
FX投資を通じてチャートの見方とメンタルの重要性を学んだことはこの授業料以上の収穫だったと思っていますし、そこで学んだことは今の株式投資にも生かされています。(続きます)
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【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、特に中小型株については、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 売却は、同じく過去1年~3年の株価チャートを見ながら最高値に近いところで売却する。ただし、現金比率を高める等の理由で僅かな含み益で売却するときもある。
(6) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ
【2018年6月4日追記】:上記条件で、①当初提示した条件には、売却の条件が抜けていましたので、それを追加しています。②また、条件(3)に「特に中小型株については」を追加しています(下線部分が追加部分です)。
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今回は、上の(1)、(2)について私の考えを述べたいと思います。
(1)、(2)の条件は、メンタルの維持を目的とするものです。
(1)の「投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない」は、投資を行う者にとっては当然のことですが、金銭感覚の違いも考えなければなりません。日常生活では100円、200円の差は大きいですが、株式投資売買の場合は株1単元あたり、1,000円、2,000円どころか、1万円、2万円、それ以上の差が出てくることはザラにあります。
日常生活の金銭感覚とははっきりと区別することが重要です。
(2)の「現物取引のみに限定し、信用取引は行わない」は私のFXでの経験から学んだことです。
FXは保証金を支払うことにより、自分の手元にある資金の何倍もの資金量を扱うことのできる投資です。つまりレバレッジを使った投資になりますが、このためロスカットリスクも生じ、ロスカットされないために損切りも必然的にしていかなければなりません。(この記事を書くにあたって調べ直しましたが、FXの取引所によってはレバレッジ1倍の取引所もあるようです)
前回も書いたように、「損小利大」を求めるためには、損切りは早めに、利益確定はできるだけ引き伸ばしてということになりますが、これが「言うは易く行うは難し」の世界で精神的に消耗しました。
もちろん、損切りの上手な人は沢山いますし、損切りが下手であっても訓練して上手になって活躍している投資家の方々も多くいらっしゃいます。
しかし、私はできなかった。
結局、半年間程FXをやって、私の性格には合わないし才能もないと諦めました。半年間、学校に通うくらいの授業料は支払いましたが、いい勉強になりました。
私がリアルでFXを始めた時期は2015年の夏前後でした。それまでは、暫くの間デモトレードをやっておりそこそこの成績をあげていたのですがリアルにした途端8月のチャイナ・ショックが起こりました。このチャイナ・ショックで、世界中が大幅な株安に見舞われ、ドル円レートもそれまでの円安トレンドが変わり円高トレンドになりました。
予行練習(デモトレード)と弾の飛び交う実戦(リアル)の差に加え、このような変動の時期であったことも一因でFX投資が上手くできなかったのですが、このような時期に投資を始めたことは私にとって大変良かったと思っています。アベノミクス時の円安トレンドが長期に渡って進行していたときでしたら、儲けはあったかもしれませんが勉強にはならなかったと思います。
FX投資を通じてチャートの見方とメンタルの重要性を学んだことはこの授業料以上の収穫だったと思っていますし、そこで学んだことは今の株式投資にも生かされています。(続きます)
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