日本最大のイスラム教寺院を訪問~三田用水跡・暗渠散策(番外編):東京ジャーミイ
- 2021/09/05
- 08:31
今回は、「三田用水跡・暗渠散策シリーズ」の番外編として、この「東京ジャーミイ」を詳しく見学してみます。
★★★
★★★
(東京ジャーミイ①:イスラム教寺院概観)
小田急線の代々木上原駅近くに
「東京ジャーミイ」があります(渋谷区大山町1−19)。
「ジャーミイ」とは礼拝が行われるモスクを意味します。
ロシア革命で郷里を追われたトルコ人が満州経由で東京に移り住み、そのトルコ人のための宗教・教育施設として、昭和13年(1938年)に作られた「東京回教学院」を起源とするイスラム寺院です。
このため、現在でもトルコ共和国が光熱費などを負担し、日本の国旗とトルコの国旗が置かれています。
★★★
★★★
見学自由で、受付の方に聞いたところ撮影も自由でした。
2階に礼拝所があります(下の写真は礼拝所入口)。
靴は脱ぐこと、女性はスカーフをすることなどの注意書きがあります。
★★★
★★★
スカーフの貸し出しもしています。
礼拝施設内の様子ですが、美しいイスラム模様が施された施設でイスラムの国に来たような感じになります(写真撮影は許可されています)。
以上が東京ジャーミイの概要ですが、次に個別の施設を見てみましょう。日本ではめったに体験できないイスラム文化を垣間見ることができる貴重な場所です。
★★★
★★★
(東京ジャーミイ②:ハラールショップ)
東京ジャーミイ内には、「ハラールショップ」というコンビニのような店があります(ハラールとはイスラム法において合法なもののことです。したがって、イスラム法で非合法とされる酒類などは置かれていません)。
店内には、イスラム教徒の女性用スカーフや礼拝用マット、
イスラム圏で食されるクスクス(小麦粉から作る粒状の粉食)などが置かれていました。
また、「礼拝中は一時的に閉店いたします」と書かれた表示がありました。
お店の方に伺うと、お店のスタッフはイスラム教徒なので、礼拝に参加するため一時的に閉店するのだそうです。
★★★
★★★
(東京ジャーミイ③:カフェ)
東京ジャーミイの2階にはカフェがあります。
ランチプレートなどの食事やデザートがありますが、私はすでに食事をしてお腹一杯でしたので、トルココーヒー(税込 300円)とデザート(400円)を購入することにしました。
まず、食券販売機で食券を購入します。
★★★
★★★
食券をカウンターで提示し、商品を受け取ります。
デザートは各種あるのですが、ドーナツにトルコアイスクリームを乗せたものにしました。
カウンターで受け取ったドーナツとトルココーヒーです。
トルコアイスクリーム(ドンドゥルマ)はトルコ独特のアイスクリームで非常に粘り気のあるアイスです。
下の写真はウィキペディアから引用したトルコアイスクリーム(ドンドゥルマ)を作っている写真。
(出典:Wikipedia)
また、ここは「トルコ文化センター」でもあり、トルコ料理の実演演習・解説・実食イベントなども行っているようです。
★★★
★★★
(東京ジャーミイ④:お清め所)
男性トイレの扉の横に「男性お清め所」という表示があり(女性トイレにも「女性お清め所」があります)、
トイレと併設して、シャワールームのような部屋があります。
ここは礼拝前に手足などを洗う場所だそうです。
参考記事:様々な宗教施設を訪問した記事として以下の記事があります。
★★★
★★★
┏○゙ブログランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります┏○゙

