水のきれいな小川と暗渠を散策~夫婦坂→久が原→池上本門寺散策(2):洗足流れ/小池流れ/鴻巣流れ
- 2021/05/22
- 08:09
では、
学研本社があった学研通りを散策しました。
今回は、この界隈にある水のきれいな小川を散策してみます。カルガモの親子などを見ることができます。
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「夫婦坂→久が原→池上本門寺散策」シリーズでは、次の3つのサブシリーズに分けて掲載しています。今回の記事は①の「上池台散策サブシリーズ」の2回目の記事になります。
③ 力道山の墓所などがある「池上本門寺散策サブシリーズ」
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(洗足流れ)
この界隈は高低差があるので、小川や小川跡の暗渠があります。
暗渠化されていない小川として、「洗足池を散策」で書いた洗足池(下の写真)から流れている清流「洗足流れ」がありますので散策してみます。
下の写真は、東急池上線の洗足池駅前にある地図を筆者が加工したものです。
この洗足流れの散策コースは、緑豊かで気持ちがいい散歩道です。
散歩道には、下の写真のような地元の人達が作ったと思われる休息場があります。
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時期によっては、カルガモの親子を見ることができます。
下の写真はカルガモ親子の巣ですが、川沿いの民家の方が巣の場所を作りそこで子育てをしているようです。写真では見にくいですが、草陰に幼いヒナ達が隠れています。
また、ブーゲンビリアが個人宅の壁一面に咲いている様子も見ることができます。
個人宅の方の許可を得て、家の真下からの写真も撮らせていただきました。
(参考記事)壁一面に藤の花が咲いている個人宅を紹介した記事として、「日暮里・鶯谷の東側を散策(最終回):日暮里繊維街/藤の大滝/コリアタウン」を書いたことがあります。
下の写真は、その時の写真です。時期がずれていて満開ではなかったですが、満開時は藤の花が滝のように咲くそうです。
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(小池流れ)
この界隈には、かつては他にもこのような小川があったのですが、現在では暗渠化されています。
しかし、その川跡がはっきりと確認できる場所が2ヶ所ありますので、確認に行ってみましょう。
一つは、上の地図でも示した「小池流れ」と言われる川跡です。
この界隈には「洗足池」の他に「小池」と呼ばれる池があり、以前は釣り堀でしたが、現在は公園になっています(下の写真)。
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その小池の出水ゲートです。
この先は、暗渠化されていますが、川の跡をはっきりと見ることができます。
しかし、小池小学校でその川跡は途切れてしましいます。
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(鴻巣流れ)
次に「鴻巣流れ」を見てみます。
前回の『学研本社があった「学研通り」を散策~上池台散策(1)』で書いたスーパーマーケット「ライフ池上台」の裏手にはっきりとした川跡があります。
今でも、雨上がりの後は湧き水が滲み出して川跡を濡らしています。
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これらの「洗足流れ」・「小池流れ」・「鴻巣流れ」は、「学研通り」の坂下部分で合流し、その合流部分に、かつては橋があり、欄干が残されていましたが(下の写真)、
(出典:『東京「暗渠」散歩』洋泉社 本田創著 175ページ)
現在は、その欄干は撤去され跡形もありません。
欄干があった場所に、信号機やインフォメーションボードを設置したためと思われますが、川があったことの痕跡として残しておいて欲しかった欄干でした。
(参考記事)洗足池に注いでいた4つの小川跡について書いた記事として「洗足池の源流を探る(暗渠散歩)」があります。
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次回の記事では、この界隈にある古道を歩きます。
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