堺正章、田中裕二・山口もえ夫妻の自宅を探訪しながら東大駒場裏を散策~三田用水跡・暗渠散策(3):東京大学先端科学技術センター正門/神山口分水
- 2021/04/07
- 08:12
渋谷区にあるユニクロ柳井社長の邸宅やイスラム教寺院を探索しながら、三田用水跡(暗渠)を散策しました。
今回は、堺正章、田中裕二・山口もえ夫妻の自宅を探訪しながら、目黒区にある駒場東大裏手の高台に流れていた三田用水跡を散策します。
なお、文京区本郷にある東大散策については「東大キャンパス散策シリーズ」で書きましたのでご関心のある方はこちらを御覧ください。
(※)芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。
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(東京大学先端科学技術センター正門前)
前回の記事で歩いた場所からさらに歩いていくと、「東京大学先端科学技術センター正門」がありますが、この両脇には、三田用水に架かっていた橋の欄干が残されています。
奥に見える建物は昭和4年(1929年)に建てられた「東京大学先端科学技術センター十三号館」で、登録有形文化財に指定されています。
また、欄干の先には、欄干と同じ幅の建物が建っていますが、これは三田用水跡の用地に建てたため、このような同じ幅の位置にあるものと考えられます。
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(駒場橋から二ツ橋へ)
さらに先に進むと、「上原二丁目南」交差点に着きます。
この付近は、「駒場橋」という橋があったところですが、歩道が車道より高く、歩道と車道の間に階段がある珍しい構造になっています。
人工の河川である三田用水が高い場所を流れていたことを示す構造です(下記(※)を参照)。
この歩道は目黒区側にありますが、
三田用水はここから渋谷区上原の方に入っていきますので、私たちも渋谷区側の裏道に入っていきます(下の写真)。境界石もあります。
手前にある境界石の拡大写真です。
(※)三田用水のような「人工の河川」は、「自然の河川」と異なり窪地を避けて高い場所を流れていたのですが、このことについては、「失われゆく三田用水遺構を歩く~港区白金台・三田用水跡(1)」をお読みください。
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途中には下の写真のような大きな木がありますが、おそらく三田用水路の脇に植えられていた木と推測されます。
さらに進むと、先ほどの通りに出ます。
ここは「二ツ橋」という、三田用水に架かっていた橋があった場所になります。
通りの右側には東大のグラウンドがありますが、このグランドは低地にあり、
三田用水がこのような窪地を避けて作られたことが分かります。
また、この辺りの渋谷区側は、安倍前総理の自宅のある「富ヶ谷」、麻生副総理・財務大臣の自宅のある「神山町」になります(『渋谷散策(4):安倍総理邸宅/スイーツの激戦区/「春の小川」の碑』を参照)。
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(堺正章の自宅)
東大グラウンドの道を隔てた前には「富ヶ谷商盛会」の通りがあります。
富ヶ谷地区には安倍前総理の自宅があることについては、上の記事で書いたことがありますが、
この界隈には、タレント・歌手・司会など幅広い分野で活躍している堺正章(本名:栗原正章)の自宅があります(下の写真)。
表札には、本名の「栗原」と芸名の「堺」の2つの姓が記されていました。
下の写真は、「六本木トライアングルを散策:東京ミッドタウン/檜町公園/SMAP/裏六本木」でご紹介した、六本木で堺正章が経営していた焼き肉店「炭火焼肉 An」(現在は閉店)。
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(田中裕二・山口もえ夫妻の自宅)
報道で「田中裕二・山口もえ夫妻が自宅を堺正章の自宅前に建設中」との記事が紹介されたことがあります。
確かに、堺正章の自宅前に建設中の土地がありました。
堺正章の自宅との位置関係を示すと下の写真の通りです。
工期や建築主などを知らせる看板に「田中裕二」と書かれていて近所の人たちが大騒ぎしたと報道記事に書かれていましたが、私が行った時は「田中裕二」の名前は削除されていました。
この土地の以前の家は加賀百万石大名の子孫・前田家に関係する方の家だったようです。
なお、妻の山口もえの実家はWikipediaにも掲載されていような大手仏具店「翠雲堂(すいうんどう)」です。
下の写真は、浅草にある「翠雲堂本店」(下の写真)。
(完成した田中裕二・山口もえ夫妻の自宅)【追記】
完成した田中裕二・山口もえ夫妻の自宅については、『【奥渋】「田中裕二・山口もえ夫妻の自宅」と「ニュージーランドあるある」と「渋谷でニュージーランドを楽しむ」』で詳しく書いたので、この記事をご覧ください。下の写真は、完成した田中裕二・山口もえ夫妻の自宅。
(※)芸能人・著名人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。
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(旧前田侯爵邸、日本民藝館)
また、この界隈にある「目黒区立駒場公園」には、「旧前田侯爵邸」、「日本民藝館」などの見どころがありますので、寄り道して見学してもいいかと思います。
(三田用水の様々な痕跡)
ここから先は、三田用水の顕著な痕跡が見られます。
下の写真の建物の両側には「境界石」があります。
下の写真は、その境界石を拡大したもの。
この建物が、三田用水路跡の敷地に建てられたことがはっきりと分かります。
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また、このあたりの土地は窪んでいるため、三田用水を嵩上げして高さを維持する必要がありました。
下の写真は道路脇に残されたその遺構で(ボックスカルバート)、近代になって工業用水として活用された頃のものです。
三田用水の遺構の中では大きなもので貴重な遺構です。
「ユニクロ柳井社長の邸宅、イスラム教寺院を探訪~三田用水跡散策(2)」の東北沢駅で見た点検口と似た形状の「三田用水点検口」や「神山口分水」の取水口を見ることができます。
「神山口分水」からの水は鍋島松濤公園の池(下の写真)に流れていました(「渋谷散策(3):松濤美術館/鍋島松濤公園/シェ松尾/戸栗美術館/奥渋谷」を参照)。
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次回は、石田純一など芸能人・著名人の自宅を探訪しながら、三田用水跡を散策します。
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