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【下目黒】「ヒロミ・松本伊代夫妻の自宅」と「湧水」を探訪しながら目黒不動尊界隈散策(1):林試の森公園/目黒不動尊/青木昆陽/北一輝/羅漢寺川跡

今回は、「ヒロミ・松本伊代夫妻の自宅」と「湧水」を探索しながら、目黒不動尊界隈散策をしてみます。

なお、「芸能人の自宅」と「湧水」の探訪記事としては、「沢田研二の自宅と湧水を横浜山手で探訪(1)」があります。

(※)他の芸能人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。



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(武蔵小山駅→目黒不動尊)


東急電鉄・目黒線の「武蔵小山駅」から出発します(武蔵小山散策については「武蔵小山商店街散策シリーズ」を参照ください)。
武蔵小山駅 下目黒散策1


「かむろ坂通り」を目黒駅方向に進み、
かむろ坂通り 下目黒散策1


「小山台一丁目交差点」を左折すると、
小山台一丁目交差点 下目黒散策1


左手に「林試の森公園」の入り口があります。
林試の森公園入口 下目黒散策1



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「林試の森公園」は林野庁の林業試験場跡地に作られた都立の公園で、下の写真のような広大な敷地を有します(約3万6000坪)。
林試の森公園 地図 下目黒散策1


さらに進むと、「目黒不動尊参道入口」に到着します。
目黒不動尊入口 下目黒散策1


参道を歩いていくと、八目鰻で知られる「にしむら」があります(目黒区下目黒3丁目13-10)。
八目鰻にしむら 下目黒散策1



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(目黒不動尊①:江戸五色不動の一つ)


「目黒不動尊」の入り口前の左手に「比翼塚」があります。
比翼塚 下目黒散策1


説明板には、「処刑された愛人白井権八と、彼の墓前で自害した遊女小紫。その悲話は「後追い心中」として歌舞伎などで有名」であることが書かれています。

仁王門から、「目黒不動尊 龍泉寺」に入っていきます。「目黒」の地名の由来については諸説ありますが、「目黒不動尊」もその由来説の一つとなっています。
目黒不動尊 下目黒散策1


また、目黒不動は江戸五色不動の一つです。

五色不動は、五行思想の五色(白・黒・赤・青・黄)の色にまつわる不動尊で、目黒不動(目黒区)、目白不動(豊島区)、目赤不動(文京区)、目青不動(世田谷区)、目黄不動(台東区)があります。

下の写真は、文京区駒込にある目赤不動尊(写真左)と世田谷区三軒茶屋にある目青不動動尊(写真右)。
目赤不動尊 下目黒散策1  目青不動尊 下目黒散策1



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(目黒不動尊②:湧水のパラダイス)


「目黒不動 龍泉寺」と書かれているように、この目黒不動尊境内及びその周辺は、

東京都内では珍しく、多くの湧き水を見ることができます。

「独鈷の滝」(とっこのたき)は寺地を定めようと独鈷(仏具の一種)を投げたところ、その落下した地から霊泉が湧き出したと言われるもので、
目黒不動尊 独鈷の滝1 下目黒散策1


2体の龍の口から湧き水が吐き出されています。
目黒不動尊 独鈷の滝2 下目黒散策1  目黒不動尊 独鈷の滝3 下目黒散策1


水を飲むことはできませんが、湧水であることは確かです。
目黒不動尊 独鈷の滝4 下目黒散策1


境内には「独鈷の滝」以外にも、下の写真のようにいたるところで湧水を見ることができます。
目黒不動尊 湧水1 下目黒散策1  目黒不動尊 湧水2 下目黒散策1



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(目黒不動尊③:多くの史跡)


下の写真のように、目黒不動尊には多くの史跡がありますので、それらのいくつかを見てみましょう。
目黒不動尊 案内図 下目黒散策1


青木昆陽甘藷先生碑

サツマイモ(甘藷)の栽培を普及させたことで知られる青木昆陽の碑です。
目黒不動尊 青木昆陽の碑 下目黒散策1


青木昆陽の墓

また、墓地には青木昆陽の墓があります。
目黒不動尊 青木昆陽の墓 下目黒散策1 



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北一輝の碑

二・二六事件の皇道派青年将校の理論的指導者として軍法会議にかけられ刑死した北一輝の碑があります。
目黒不動尊 北一輝の碑 下目黒散策1


北一輝の墓、右翼思想家の大川周明の墓もあるそうですが、この散策では行けませんでした。機会があれば訪れてみたいと思います。


本居長世(もとより ながよ)の碑

「青い目の人形」、「赤い靴」などの童謡を作曲した本居長世の碑があります。
目黒不動尊 本居長世の碑 下目黒散策1


参考記事:
「赤い靴」のモデルとなった少女については、「麻布十番で薄幸の少女(きみちゃん)を思う:赤い靴/きみちゃん像/十番稲荷神社」で書いたことがあります。実在した少女の話ですが、実際にはアメリカに行く前に結核でなくなった悲しい話です。



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(暗渠にある湧水:羅漢寺川跡)


目黒不動尊の脇にははっきりと暗渠と分かる川の跡があります。
暗渠 下目黒散策1


この暗渠をたどって行くと、『「星薬科大学」と「昭和30年代にタイムスリップ」~武蔵小山(最終回)』で書いた羅漢寺川緑道につながるのですが、

しばらくこの暗渠を歩いてみます。高い場所に駐車場があり、かつては急峻な崖であったことが推測されます。
暗渠2 下目黒散策1



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すると、湧き水を豊富に吐き出している塩ビ管がありました。
暗渠3 湧水塩ビ管1 下目黒散策1  暗渠4 湧水塩ビ管2 下目黒散策1


以前は、下の写真のように生活に密着した光景が見られたのですが、
暗渠5 かつての湧水 下目黒散策1
(出典:『東京「暗渠」散歩』洋泉社 本田創著 152ページ)

現在は味も素っ気もない光景になっています。それでも、これだけ豊富な湧水が見られる場所は貴重です。



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(ヒロミ・松本伊代夫妻の自宅)


目黒不動尊の脇の道を登っていくと、

個人の方の家の脇に道標が置かれていました。
個人宅の道標 下目黒散策1


明和5年(1768年)と書かれていましたので、約250年前の道標です。昭和初期まで田畑が広がっていた近郊地域を散策していると、個人宅の脇に道標や庚申塔が置かれている場所を時々みかけます。

さらに、高台に進んでいくと、ヒロミ・松本伊代夫妻の自宅があります。
ヒロミの自宅 下目黒散策1


ヒロミの本名は小園 浩己(こぞの ひろみ)ですが、「KOZONO」(小園)の表札がありました。
ヒロミの自宅 表札 下目黒散策1

(※)他の芸能人関係の記事については、「芸能人・著名人関連のカテゴリ」がありますので、ご関心のある方はこちらを御覧ください。

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次回も目黒不動尊の界隈を散策し、下目黒にあった競馬場跡、フランク永井邸跡などを探索します。


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プロフィール

カツQ

Author:カツQ
リタイアして8年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に東京散歩と株式投資で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、歴史や地形・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。

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