私の投資スタンス(1):狭義の「逆張り投資」/広義の「逆張り投資」/中長期投資
- 2021/01/04
- 08:06
今回と次回の記事で「私の投資スタンス」を書いてみたいと思います。
今回は「私の投資スタンス」のうち、「逆張り投資」についていろいろな角度から見てみます。
下の写真は、東京証券取引所内に置かれていた、証券界の守り神である兜神社の御朱印の見本。
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(「逆張り投資」と「中長期投資」:信用取引はしない)
私は、他の多くの個人投資家と同じく、株価が下がったら買うという「逆張り投資家」です。
さらに、私は「中長期投資家」でもあるので、「損切りしない株式投資(6):チャート分析」で書いたように、
短期売買ではなく、「 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う」という中長期のスタンスで見た逆張り投資を行っています(この投資方法のデメリットについては次回の記事で書きます)。
また、私は株を長期保有しますので、信用取引はせず、現金取引のみとしています。
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(広義の逆張り投資)
通常、「逆張り投資」とは、株価を見ながらできる限り底値で購入するやりかたを言いますが、
私は次のような事例も「広義の逆張り投資」と考えています。
① 地味で多くの投資家から関心を持たれていない企業
地味で目立たない企業は株価の大きな高騰はあまり期待できませんが、 何かのきっかけで注目されると高騰する場合もあるので、
配当と株主優待をもらいながら楽しくのんびり保有するやり方もあると思います。
例えば、シロアリなどの害虫防除を行っているアサンテ(6073)は地味で目立たない会社ですが、猛毒アリと呼ばれるヒアリが日本で見つかった時には株価が高騰したことがありました。
下の写真は、「2018年株主総会のお土産(1):コニカミノルタ/アサンテ/カルビー」でご紹介した、アサンテの株主優待(1000円相当の三菱UFJニコスギフトカード)と平成30年(2018年)の株主総会でのお土産(カステラ)。
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② 時代の流れに乗れないような企業
時代の流れに乗れないような企業の例としては、【JT】日本たばこ産業(2914)、日本製紙(3863)などが挙げられます。
しかし、「【JT】日本たばこ産業(2914):株主優待/スターターキット/株主総会のお土産/株価の動向」で書いたように、
【JT】日本たばこ産業(2914)は、将来、完全民営化の可能性があり、その場合、大株主の日本政府はいなくなるので、高配当は期待できなくなりますが、経営の自由度が増し成長株として期待できるようになるかもしれません。
希望的観測に頼ることは厳に慎まなければなりませんが・・・(このことについては次回の記事でも言及します)
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下の写真は、港区虎ノ門にあるJT本社ビル。
さすが、JT本社だけあり大きな喫煙エリアが設置されており(写真左)、また近くのコンビニには、JTが協力して作ったと思われる立派な喫煙室がありました(^^
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また、日本製紙(3863)は炭素繊維に次ぐ次世代素材の「ナノセルロース」の開発で脚光を浴びるようになるかもしれません。下の写真は、日本製紙の株主優待。
さらに、百貨店は時代遅れの商売と考えられていましたが、中国人などのインバウンドで株価が高騰したこともあります(今は逆の状態で株価が低迷していますが・・・)。
③ 企業幹部の不祥事や事故を起こした企業
平成25年(2015年)12月に餃子の王将(9936)の社長が何者かによって殺害されたときは、株価が急落しましたが、企業としての業績は問題がなかったために、その後、株価は上昇しました。
また、採血管準備装置を開発している医療関係銘柄のテクノメディカ(6678)は、平成26年(2016年)に代表取締役会長など幹部による不適切な会計処理が発覚し、株価が急落しましたが、その後株価は回復しました。
下の写真は、「テクノメディカ(6678)と日産自動車(7201):株価急落の比較/株主優待と株価の動向」でご紹介したテクノメディカの株主優待(京都府産コシヒカリ2Kg)。
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「広義の逆張り」の事例を3つ挙げて考察を試みました。
「人の行く裏に道あり花の山」という投資の格言がありますが、他の投資家と同じことをしていては大した利益は得られないし、かえって損をすることもあります。
他の投資家と異なる視点を持つことも時には必要ではないかと思います。
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次回は、「私の投資スタンス」の続きとして「損切り」、「株主優待の意義」などについて書いてみます。
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