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南町奉行所跡と東京ミッドタウン日比谷

有楽町に用事がありましたので、JR有楽町駅前にある南町奉行所跡と東京ミッドタウン日比谷に行ってきましたので、今回は「南町奉行所跡」と新しくできた「東京ミッドタウン日比谷」について書きたいと思います。

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(南町奉行所跡)
時代劇によく出てくる江戸町奉行ですが、ここでは一般に考えられているような警察・裁判業務だけでなく、消防・保険・衛生など市政に関する幅広い業務を行っていました。したがって、奉行の仕事は大変な激務だったそうですが、旗本エリートの登竜門であったので、町奉行になりたかった旗本は多かったようです。

この江戸町奉行、ご存知のように北町奉行と南町奉行があり、JR有楽町駅中央口広場に南町奉行所跡があります。北町奉行所跡はJR東京駅八重洲口にありますので、どちらも現在の中央区にあったのですね。

この南町奉行所跡には、当初は、下の写真のような小さな説明板しかなかったのですが、

南町奉行所跡

以前、TV番組で紹介されたとき、コメンテーターの人(女優さんだったそうです)が「こんな小さな説明板では誰も気づかないわよね」と発言し、それに触発されてここの商店街の人が下のような石碑(?)を作ったそうです。
でもこれ、よく見ると配電盤なんですよね。よく見ると取っ手などが見えます(笑)。配電盤にペンキを塗って石碑のようにしたそうです。安い経費にもかかわらず効果抜群でグッド・アイデアだと思います。

南町奉行所跡 石碑?

ところで南町奉行所跡はここだけではなくて、この後ろにあるエスカレーターを降りた地下にも立派な遺跡が展示されています。
↓地下に降りるエスカレーターです。

南町奉行所 エスカレーター

地下には、南町奉行所跡から発見された「穴蔵」を壁に立てて展示したものや、

南町奉行所 穴蔵

その横には、江戸時代の水道管(木樋)をベンチにしたり、

南町奉行所 ベンチ1

奉行所の石組材を再利用したベンチがあります。

南町奉行所 ベンチ2

この地下の遺構は知らない人が多いようですが、一見の価値がありますので、有楽町に行く機会があれば立ち寄ってみてください。

(東京ミッドタウン日比谷)
徳川家康が江戸に入城した1590年頃、日比谷から丸の内・大手町にかけては入江になっており、銀座・新橋にかけては細長い半島が突き出していました。日比谷入江です。

漁民の住む村落もありました。漁民が海苔を育てたり、魚を捕まえるために海の中に立てる木や竹を「ヒビ」と言いますが、日比谷の地名はこの「ヒビ」に由来します。

家康が行った大規模な土木工事の一つがこの日比谷入江の埋め立てです。一説には、神田山を切り崩して、その土を使って埋め立てたとも言われていますが、それだけでなく堀を掘った土も使われたのではないかと思っています。

そういうわけで、この付近の地盤は大変軟弱で、明治時代に東京駅を建設したり、鉄道を敷設する際、工事は難航を極めたそうです。水が多く出たため、工事をした人が「まるで水に杭を打ち込んでいるようだ」と嘆いたという逸話もあるそうです。この東京ミッドタウン日比谷もこのような軟弱地盤の上に建っていますので、その建築にあたっては様々な補強工事が行われたと思います。


六本木の「東京ミッドタウン」に続くこの「ミッドタウン日比谷」には約60店舗のショプが軒を連ね、多くのレストランもあります。また、約2,800席の都内最大級のシネマコンプレックスもあります。

東京ミッドタウン日比谷

この地区は東宝グループ創業の地ですので、映画館は東宝が関与しているようです。ミッドタウン日比谷の横には通称「日比谷ゴジラスクエア」があり、ゴジラ像の除幕式も先日行われました。新しい日比谷の地が生まれつつあるようです。

ゴジラ像

ミッドタウン日比谷6階の展望台からは皇居や日比谷公園が展望でき、変わらぬ伝統と新たな日比谷が絶妙なコントラストを作っています。

東京ミッドタウン日比谷 展望

日比谷ミッドタウンを見学した後は、1,000円(税込)のステーキランチをいただきました。このランチ、1,000円なのに、ご飯(パン)・スープ・飲み物(コーヒー・ウーロン茶)お代わり自由でした。有楽町はおいしくて安いレストランが多くていいですね。
有楽町 レストラン

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プロフィール

カツQ

Author:カツQ

リタイアして8年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に東京散歩と株式投資で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。

東京散歩は健康維持も兼ねながら、歴史や地形・古道・暗渠を通して見た街角散をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。

投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。

X(旧ツイッター)にも投稿しています。X(旧ツイッター)のリンク先は、https://twitter.com/QQkatsu525

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