フロイント産業(6312):私のナンピン失敗事例
- 2018/05/24
- 09:21
製薬向け造粒・コーティング装置が主力のフロイント産業(6312、JASDAQ)です。
(購入理由)
私がフロイント産業を最初に購入したのは、昨年11月です。
チャートを見ると13万5000円あたりが過去約1年間の底値でしたので、この底値より少し高めでしたが、株価が下がったところで購入しました。
(私が描いたチャートですので正確さに欠けますが、おおよそのイメージとして御覧ください)

PER、PBR双方ともさほど高くないし、特に財務が健全であることが気に入りました。
(2018年5月24日現在、PERは14.97倍、PBRは1.43倍。自己資本比率は64.2%、有利子負債は0)
さらに、薬のコーティング技術は難しいため参入障壁が高いと判断しました。フロイント産業の世界での競合は欧州系の2社のみだそうです。
また、フロイント産業はその技術を生かして、製薬業界以外にもリチウムイオン電池向け製造装置や食品関連企業向けにシームレスカプセル製造装置を製造しており、開発分野の広がりにも期待できました。
【追記】フロイント産業(JASDAQ)は東証一部上場する可能性があり、昇格時に株価上昇する昇格期待銘柄であることも購入動機となりました。(損切りしない株式投資(4):銘柄選択上の注意点を参照)
このようなことから、過去3年の最安値ではなく、過去1年の最安値付近で購入するという積極的な買いをしたわけです。
(ナンピンの失敗)
しかし、その後、株価は下落し続け最安値は一時8万4000円を切りました。
下落の原因は薬価引き下げなどの医療費抑制政策の強化で、ジェネリック医薬品業界での設備投資が抑制されたため、フロイント産業の営業利益が減益になったことがきっかけです。
私のそれまでのナンピンルールは含み損が3%~5%になったらナンピンというルールで上手くやっていたのですが、今回はこれが機能しませんでした。
含み損3%~5%のナンピンをしていたら、高い株価の単元数が増え団子状のようになり、平均値を下げにくくなってしまいました。そして、途中でナンピンを諦めて放置状態になりました。
なお、「下手なナンピン、スカンピン」という格言がありますが、これは無計画なナンピンを諌めたもので、計画的なナンピンは許されると考えています。
今回のナンピンが、失敗した理由は
(1)フロイント産業が強みを持った銘柄と考え(今でも強みを持った銘柄と思っていますが)、やや高めで買ったににもかかわらず、今まで通りのナンピンルールでナンピンをしてしまったこと
(2)それまでは、相場環境が上り調子のときだったので、「含み損3%~5%のナンピン」でも上手くいっていたが、今回は相場が天井になって下り調子のときだったので上手く行かなかった
の2つが原因と考えています。
高めで買った時は、ナンピンをもっと慎重にすべきだったし、このような下り調子の相場の時は「含み損5%~10%」程度あるいはそれ以上の数値にすべきだったと考えています。
いい勉強になりました。
(今後の対応)
「損切りしない株式投資」の条件(5)にしたがって、配当と優待をもらいながら含み益が出るまで待ちますし、ヤレヤレ売りはしないようにします。
株主優待については1年以上保有するとクオカードがもらえるそうですので、それも楽しみです。
フロイント産業は、割高株でないし、財務も健全、参入障壁も高いので、そのうち株価も騰がってくるだろうとのんびり待ちます。
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(関連記事)【保存版】損切りしない株式投資
(購入理由)
私がフロイント産業を最初に購入したのは、昨年11月です。
チャートを見ると13万5000円あたりが過去約1年間の底値でしたので、この底値より少し高めでしたが、株価が下がったところで購入しました。
(私が描いたチャートですので正確さに欠けますが、おおよそのイメージとして御覧ください)

PER、PBR双方ともさほど高くないし、特に財務が健全であることが気に入りました。
(2018年5月24日現在、PERは14.97倍、PBRは1.43倍。自己資本比率は64.2%、有利子負債は0)
さらに、薬のコーティング技術は難しいため参入障壁が高いと判断しました。フロイント産業の世界での競合は欧州系の2社のみだそうです。
また、フロイント産業はその技術を生かして、製薬業界以外にもリチウムイオン電池向け製造装置や食品関連企業向けにシームレスカプセル製造装置を製造しており、開発分野の広がりにも期待できました。
【追記】フロイント産業(JASDAQ)は東証一部上場する可能性があり、昇格時に株価上昇する昇格期待銘柄であることも購入動機となりました。(損切りしない株式投資(4):銘柄選択上の注意点を参照)
このようなことから、過去3年の最安値ではなく、過去1年の最安値付近で購入するという積極的な買いをしたわけです。
(ナンピンの失敗)
しかし、その後、株価は下落し続け最安値は一時8万4000円を切りました。
下落の原因は薬価引き下げなどの医療費抑制政策の強化で、ジェネリック医薬品業界での設備投資が抑制されたため、フロイント産業の営業利益が減益になったことがきっかけです。
私のそれまでのナンピンルールは含み損が3%~5%になったらナンピンというルールで上手くやっていたのですが、今回はこれが機能しませんでした。
含み損3%~5%のナンピンをしていたら、高い株価の単元数が増え団子状のようになり、平均値を下げにくくなってしまいました。そして、途中でナンピンを諦めて放置状態になりました。
なお、「下手なナンピン、スカンピン」という格言がありますが、これは無計画なナンピンを諌めたもので、計画的なナンピンは許されると考えています。
今回のナンピンが、失敗した理由は
(1)フロイント産業が強みを持った銘柄と考え(今でも強みを持った銘柄と思っていますが)、やや高めで買ったににもかかわらず、今まで通りのナンピンルールでナンピンをしてしまったこと
(2)それまでは、相場環境が上り調子のときだったので、「含み損3%~5%のナンピン」でも上手くいっていたが、今回は相場が天井になって下り調子のときだったので上手く行かなかった
の2つが原因と考えています。
高めで買った時は、ナンピンをもっと慎重にすべきだったし、このような下り調子の相場の時は「含み損5%~10%」程度あるいはそれ以上の数値にすべきだったと考えています。
いい勉強になりました。
(今後の対応)
「損切りしない株式投資」の条件(5)にしたがって、配当と優待をもらいながら含み益が出るまで待ちますし、ヤレヤレ売りはしないようにします。
株主優待については1年以上保有するとクオカードがもらえるそうですので、それも楽しみです。
フロイント産業は、割高株でないし、財務も健全、参入障壁も高いので、そのうち株価も騰がってくるだろうとのんびり待ちます。
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