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港区白金・広尾・プラチナ通りを歩く(1)

港区は23区の中でも屈指のブランド力を誇る区ですが、様々な表情を持っています。
Wikipediaによれば、

青山・赤坂などの商業エリアや、六本木などの歓楽街、麻布・白金台などの住宅街、汐留・台場などの大規模開発地区があり、さまざまな表情をもっている。東宮御所・迎賓館(赤坂離宮)をはじめとして芝公園・白金台の自然教育園など緑地帯が豊富な自然環境である。
(Wikipediaより。太字は筆者)


港区は、昭和22年(1947年)に、芝区・赤坂区・麻布区が合併してできた区ですが、それぞれが強烈な個性を持った区でした。このため、このような個性が今でも港区の多様な表情に現れています。




(東京の山の手地域は「山岳地帯」)

更に、港区は「ちょっとした山岳地帯」という表情もあります。山岳地帯と書くと「えっ、そんな馬鹿な」と驚かれるかもしれません。

土砂災害警戒区域等という区域が東京都建設局によって指定されているのですが、それによると、板橋区が54箇所、世田谷区が37箇所、北区が25箇所、港区が23箇所(以下省略)土砂災害警戒区域等として指定されています(2017年3月13日現在)。

土砂災害警戒区域とは、大まかに言えば「急傾斜地の崩壊の恐れがある場所」ということですが、それだけ崖や急傾斜地があるということです。「急傾斜地の崩壊の恐れがある場所」以外の「通常の傾斜地」であれば数え切れないほどあります

したがって、港区だけでなく、23区のうち武蔵野台地上に位置する、いわゆる「山の手」と呼ばれる地域が崖や傾斜地が多い地区になります。

「関東平野」という呼称が誤解を招いて、東京は平らな地域だと誤解されているようですが、23区内でも下町を除くところは意外と坂が多いのです。

関西から来た友人が「東京って意外と坂が多いんだよね」と私に言ったことがありますが、それは当然で、23区の下町を除いた地域は「ちょっとした山岳地帯」と考えたほうが実態に即していると思います。


(プラチナ通り)

すみません。前置きが長くなりました。
「白金高輪→広尾→プラチナ通り」という順路で散策したのですが、今回は趣を変えて到着地点から書いてみます。

ここらへんは、「ちょっとした山岳地帯」で坂の多い地区になります。

外苑西通りの白金6丁目から白金台交差点までの約750メートルのなだらかな坂道が、「プラチナ通り」呼ばれ、おしゃれなカフェやレストランが立ち並んでいます。

白金は「プラチナ」ですから「プラチナ通り」と呼び始めたそうです。

プラチナ通りの裏辺りに行くと今でも写真のような洋館を見つけることができます。戦前はこのような洋館が多くあったそうで、このため米軍はこのあたりの地区の爆撃を避けたそうです。
洋館1  洋館2



つまり、米軍は日本占領後の政策を既に考えていて、このような洋館は将校の宿舎にするために敢えて残したのです。

この写真の洋館は人が住んでおらず、売りに出されているようですが、近代的なビルになってしまうのでしょうか。寂しい気がします。

【追記(2019年9月7日)】残念ながらこの洋館は既に取り壊され、現在は見ることができません。

このプラチナ通りにはおしゃれなカフェが沢山あるので、そのようなおしゃれな店に入ろうと思ったのですが、お寿司が食べたくなって、地味ですが写真のような寿司屋さんに入りました。このランチ美味しくてボリュームがありました。
寿司屋  ランチ



次回は広尾に進みます。

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プロフィール

カツQ

Author:カツQ
リタイアして8年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に東京散歩と株式投資で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、歴史や地形・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。

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