品川区の個性ある商店街~西小山→荏原町散策(1)
- 2020/09/03
- 08:41
品川区の西側にある都内でも有数の規模を誇る2大商店街「戸越銀座」、「武蔵小山」については、
「戸越銀座シリーズ」、「武蔵小山散策シリーズ」でそれぞれ詳しく書いたところですが、
今回は、小さいながらも個性ある店舗や歴史が光る「西小山→荏原町」を散策してみたいと思います。
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(西小山:個性的な店の紹介)
東急目黒線の「西小山駅」は、
「武蔵小山散策シリーズ」でご紹介した「武蔵小山駅」と、『「皇后雅子さまの地元のイタリアン」と「プチ洗足散策」』でご紹介した「洗足駅」の中間にある小さな駅です。
西小山の商店街は小さな商店街ですが、個性的なお店を見つけることができます。
ショーウインドーに骸骨が置かれている店があり驚かされますが、これは理髪店です。
2階の窓からも骸骨が外を見ていました(^^
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また、レトロな物品が置かれているので、アンティークショップかと思ったのですが、
「髪切屋」と書かれた看板がある理髪店でした。
「アンティークショップ」といえば、昭和時代のなつかしい商品を置いている「まるや」もあります。
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(立会川跡と花街の面影)
西小山には「江戸見坂通り」という通りがあるのですが、
そこに、西小山の歴史を語る多くの説明板が街灯の下に置かれています。
その中に、「昭和の初めから約30年間、西小山は政財界人や文人が大勢おとずれる花街としてにぎわいました」という説明版、
「桜並木で有名な立会道路は、昭和の初めころまでは、水のきれいな小川で、ハヤ、メダカなどが泳ぎ、川の両岸は、花街として大変にぎわったそうです」という説明版がありました。
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それでは、その立会川跡に作られた「立会道路」を下流方面(荏原町方面)に歩いてみます。
立会道路は暗渠化されてしまっていますが、道はクネクネとして、両側には大きな桜の木があり、かつて川がながれていたことを彷彿とさせます。
宅地化が進み、花街の面影は殆ど残っていませんが、途中には「一鞍とかっぱ」という、花街の面影を残す唯一の料亭があります。
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また、この界隈には小さいながらもお洒落な店舗が点在していて、これも花街の面影なのかもしれません。
このようなお店の中に、「チエイロディトキオ」というカフェがあるのですが(品川区小山6丁目8−17)、
ここのコーヒーとチーズケーキは絶品です。
また、この立会道路沿いには、下の写真のような大きなクリーニング店があるのですが、
水を大量に使うクリーニング店は川沿いにあったことが多いので、このような大きなクリーニング店の存在は、以前ここに川が流れていたことの名残かもしれません。
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次回は、長原街道をわたって「旗の台駅」に向かい、駅ホームの痕跡などを探してみます。
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