損切りしない株式投資(7)(最終回):逆張り投資・ナンピン・含み損への対処
- 2018/05/20
- 17:51
今回で「損切りしない株式投資」シリーズの最終回になります。
損切りしない条件を再掲します。今回は下記太字部分の(4)の続きと(6)になります。
【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、特に中小型株については、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 売却は、同じく過去1年~3年の株価チャートを見ながら最高値に近いところで売却する。ただし、現金比率を高める等の理由で僅かな含み益で売却するときもある。
(6) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ
【2018年6月4日追記】:上記条件で、①当初提示した条件には、売却の条件が抜けていましたので、それを追加しています。②また、条件(3)に「特に中小型株については」を追加しています(下線部分が追加部分です)。
☆☆☆
☆☆☆
(逆張りについて)
私のルールは完全な逆張り投資ですが、底値で買えることはまずないので、含み損にどう対処するかを事前に考えておく必要があります。
基本的な対応は、損切りしない条件の(5)の「含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ」ことですが、
必要に応じナンピンすることもあります。
有名な株の格言「下手なナンピン、スカンピン」は無計画なナンピンを諌めたものですが、自分なりのルールのもとに計画的にナンピンしないと資金がすぐになくなり、含み損が増え続けてしまうことになります。
このナンピンについては、別の機会に具体的な事例を挙げてお話したいと思います。(←【追記】具体的な事例として、フロイント産業(6312)をブログ記事にしましたので、ご参照ください)
(景気拡大期は難しい)
景気拡大期には売却することが多くなり、現金比率が高まります。
損切りしない株式投資(6)で書いたように、私は原則として「過去1~3年の期間」の最高値付近で売却するのが原則ですので、売却の機会が増えてきます。
反対に買うチャンスが少なくなり、どうしても現金比率が高まってきます。ここで、我慢できずに、条件に合わない銘柄を買わないよう自ら諌めています。
必ず景気後退期は来るのですから、それまでこの高い現金比率を持ち続けることも「握力」の一つだと考えています。
(条件(5)について)
長期間、含み損を抱えながら、株価が上がるのを待つのは精神的に辛いものです。
私も、今までに何回も経験しましたし、現在でも含み損を抱えている銘柄がいくつもあります。
精神的にできるだけ負担がかからない方法を自分なりのやり方で考えていく必要がありますが、そのためには、条件(1)、(2)をキチンと守ることが前提条件になります。
日常生活の資金に影響が出るようになったり、信用取引で追証の心配をしなければならない状態では、長期間含み損を抱えて暮らすことなど不可能です。
これを前提にして健康維持や精神的な心の持ち方をどうするか個々人の工夫が必要だと思います。私の場合には、家族(配偶者)の理解や「東京散歩」が支えになっている感じがしています。
(家族、配偶者の理解)
損切りしない株式投資(1)で、「含み損が出たら、長期保有を覚悟し、受け入れてくれる家族(配偶者)の理解も必要だと思います」と括弧書きで書きました。
家族、配偶者の理解は大事だと思います。私のような正統派の投資手法でないやり方をしている場合には特にそうだと思います。
私の場合は、幸いにも家内が同じ考えですので問題なかったのですが(家内も損切りが嫌いです)、家族や配偶者が反対している場合は、長期間含み損を抱えながら待つことは難しいことだと思います。
これに対する解決法は私には持ち合わせていませんが、気晴らしの一つとして少額でやってみる、そして実績を示すというやり方もあるかもしれません。
これで、「損切りしない株式投資」のシリーズを終わります。
この投資手法は、まだまだ不完全で手直ししていかなければならない部分もあると思います。
長期間、お読みいただきありがとうございました。
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損切りしない条件を再掲します。今回は下記太字部分の(4)の続きと(6)になります。
【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、特に中小型株については、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 売却は、同じく過去1年~3年の株価チャートを見ながら最高値に近いところで売却する。ただし、現金比率を高める等の理由で僅かな含み益で売却するときもある。
(6) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ
【2018年6月4日追記】:上記条件で、①当初提示した条件には、売却の条件が抜けていましたので、それを追加しています。②また、条件(3)に「特に中小型株については」を追加しています(下線部分が追加部分です)。
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(逆張りについて)
私のルールは完全な逆張り投資ですが、底値で買えることはまずないので、含み損にどう対処するかを事前に考えておく必要があります。
基本的な対応は、損切りしない条件の(5)の「含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ」ことですが、
必要に応じナンピンすることもあります。
有名な株の格言「下手なナンピン、スカンピン」は無計画なナンピンを諌めたものですが、自分なりのルールのもとに計画的にナンピンしないと資金がすぐになくなり、含み損が増え続けてしまうことになります。
このナンピンについては、別の機会に具体的な事例を挙げてお話したいと思います。(←【追記】具体的な事例として、フロイント産業(6312)をブログ記事にしましたので、ご参照ください)
(景気拡大期は難しい)
景気拡大期には売却することが多くなり、現金比率が高まります。
損切りしない株式投資(6)で書いたように、私は原則として「過去1~3年の期間」の最高値付近で売却するのが原則ですので、売却の機会が増えてきます。
反対に買うチャンスが少なくなり、どうしても現金比率が高まってきます。ここで、我慢できずに、条件に合わない銘柄を買わないよう自ら諌めています。
必ず景気後退期は来るのですから、それまでこの高い現金比率を持ち続けることも「握力」の一つだと考えています。
(条件(5)について)
長期間、含み損を抱えながら、株価が上がるのを待つのは精神的に辛いものです。
私も、今までに何回も経験しましたし、現在でも含み損を抱えている銘柄がいくつもあります。
精神的にできるだけ負担がかからない方法を自分なりのやり方で考えていく必要がありますが、そのためには、条件(1)、(2)をキチンと守ることが前提条件になります。
日常生活の資金に影響が出るようになったり、信用取引で追証の心配をしなければならない状態では、長期間含み損を抱えて暮らすことなど不可能です。
これを前提にして健康維持や精神的な心の持ち方をどうするか個々人の工夫が必要だと思います。私の場合には、家族(配偶者)の理解や「東京散歩」が支えになっている感じがしています。
(家族、配偶者の理解)
損切りしない株式投資(1)で、「含み損が出たら、長期保有を覚悟し、受け入れてくれる家族(配偶者)の理解も必要だと思います」と括弧書きで書きました。
家族、配偶者の理解は大事だと思います。私のような正統派の投資手法でないやり方をしている場合には特にそうだと思います。
私の場合は、幸いにも家内が同じ考えですので問題なかったのですが(家内も損切りが嫌いです)、家族や配偶者が反対している場合は、長期間含み損を抱えながら待つことは難しいことだと思います。
これに対する解決法は私には持ち合わせていませんが、気晴らしの一つとして少額でやってみる、そして実績を示すというやり方もあるかもしれません。
これで、「損切りしない株式投資」のシリーズを終わります。
この投資手法は、まだまだ不完全で手直ししていかなければならない部分もあると思います。
長期間、お読みいただきありがとうございました。
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