アーケードの長さが東京で最も長い商店街~武蔵小山(1)
- 2020/07/10
- 21:09
※本ブログの記事内容は、新型コロナウィルスが蔓延する以前に訪れたときの様子を書いたものです。新型コロナウィルス感染が収束するまでは、原則として今まで撮った写真等のストックを使った記事を掲載します(その後撮影した写真も一部含む)。なお、新型コロナウィルスが発生した当初に書いた私の考えは「新型コロナウィルスで思うこと」で書いています。
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今回は、品川区にある武蔵小山を散策してみます。
アーケードの長さ(800メートル)が東京で最も長い「武蔵小山商店街パルム」はテレビでもよく紹介される商店街です。
なお、武蔵小山から2駅の洗足駅は皇后雅子さまの実家がある駅ですが、
『「皇后雅子さまの地元のイタリアン」と「プチ洗足散策」』で関連記事を書いたことがあります。
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(品川区の西側の大規模商店街)
品川区の西側地域には、
日本有数の長い商店街である「戸越銀座商店街」や(下の写真)、
アーケードの長さ(800メートル)が東京で最も長い「武蔵小山商店街パルム」などの大きな商店街があります。
戸越銀座については、「戸越銀座散策シリーズ」で書いたことがありますので、
今回は、アーケードの長さが日本一の「武蔵小山商店街パルム」を軸に、その周辺を散策してみたいと思います。
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(品川区と目黒区の区境)
武蔵小山は目黒区に隣接する地区で、東急目黒線の武蔵小山駅を出ると、
「右が目黒区、左が品川区」を示す、下の写真のような案内板がある地区です(武蔵小山駅は品川区に所属)。
まず、私たちは品川区を歩き、このシリーズの最後で目黒区側に行きたいと思います。
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(武蔵小山商店街パルム)
武蔵小山駅を出て左側にある「武蔵小山商店街パルム」です。
この商店街には、
『【武蔵小山】「昭和の順喫茶」と「星薬科大学」:王様といちご/星薬科大学』で紹介している、全長60センチ、総重量3,5キロの巨大なパフェが名物の「王様といちご」(旧「王様とストロベリー」)、
学生服屋とアイスクリームという異質な商品を販売している「タケヤ」
などテレビでよく紹介される珍しいお店があります。
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また、少し離れた場所には、『「木・金・土曜しか開店しない木琴堂」と「昭和30年代にスリップ」:木琴堂/二葉フードセンター』でご紹介した「木琴堂」(もくきんどう)というカフェがあります。
さらに、パルム会館には、
黄金色のタケノコのモニュメントが置かれています。
これはいったい何でしょうか?
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(武蔵小山のタケノコ栽培)
この黄金のタケノコの説明板には次のことが書かれています。
「安永年間(1772~81)、戸越村に別荘を持っていた京橋の廻船問屋、山路治郎兵衛勝孝が、薩摩藩の藩外持ち出し禁止の孟宗竹の苗を手に入れ、この地の村民に栽培させて村人の懐を大いに潤しました」
明治以降、「武蔵小山のタケノコ」はブランド野菜へと成長したそうです(下の写真は、パルム商店街に隣接するマンション工事現場の塀に掲げられていたもの)。
ここから徒歩で10分ほどのところに、その「孟宗筍栽培記念碑」がありますので、行ってみましょう。
途中には、ラーメンとかき氷が美味しい「はいむる珈琲」がありますが、この「はいむる珈琲」については別記事(「【武蔵小山】名物ラーメンと名物かき氷」)で詳しく書く予定です。
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住宅の中にひっそりと「孟宗筍栽培記念碑」がありました(品川区小山1丁目5−14)。
明治時代のタケノコ採りの様子です(パルム商店街に隣接するマンション工事現場の塀に掲げられていた写真)。
また、「平塚たけのこ公園」にはタケノコのオブジェがありました(品川区平塚1丁目17−7)。
このように、当時、この界隈は竹が多く茂っていたのですが、武蔵小山には「山十」という大正15年(1926年)創業の老舗竹材店があります。
お店のご主人に、かつてのタケノコ栽培と関係があるのかと尋ねたところ、「それとは無関係」との回答でしたが、面白い偶然だと思います。
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次回も引き続き武蔵小山界隈を散策します。
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