【日本橋】江戸時代の名残を探索~日本橋堀留町・小舟町界隈散策(最終回)
- 2020/05/22
- 07:01
※本ブログの記事内容は、新型コロナウィルスが蔓延する以前に訪れたときの様子を書いたものです。新型コロナウィルス感染が収束するまでは、今まで撮った写真等のストックを使った記事を掲載します。
なお、新型コロナウィルスに関する私の考えは「新型コロナウィルスで思うこと」で書いています。
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小舟町と浅草寺の歴史的なつながりを見てきました。
今回は、日本橋堀留町・小舟町界隈散策の最終回として、この界隈の歴史的なエリアを散策します。
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(製薬会社:江戸時代の名残が今でも)
前回の記事で歩いた「堀留町児童公園」、「日本橋小舟町町会会館」の近くには、製薬会社である「ゼリヤ新薬工業」の本社があります。
別の機会に「日本橋本町」を取り上げる予定ですが、この小舟町近くにある「日本橋本町」には「アステラス薬品」、「第一三共株式会社」、「鳥居薬品株式会社」など日本を代表する製薬会社の本社が多くあります。
徳川家康が江戸に幕府を開いた時に、薬に携わる商人(薬種商)をこの付近に集め、薬種問屋街に定めたことがその始まりとされています。
近代化されたビルにある製薬会社ですが、その配置には江戸時代の名残が今でも残っているのは興味深いことです。
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(宝田恵比寿神社)
ここから北に少し歩くと、「べったら市」で知られる「宝田恵比寿神社」があります(中央区日本橋本町3丁目10番11号)。
毎年10月19・20日に開催される「べったら市」では、東京を代表する「べったら漬」が売られ大変賑わいます。
(出典:Wikipedia)
また、昭和通りには、下の写真のような「べったら市由来の碑」が置かれています。
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(小津和紙)(伊場仙)
この「べったら市由来の碑」の前には、和紙の老舗専門店「小津和紙」があります(中央区日本橋本町3-6-2)。
下の写真は、小津和紙ビル横にある「和紙の原料になる木」と「小津の起源の碑」。
小津和紙の基礎を作ったのは、伊勢商人であったことなどがこの碑に書かれています。ちなみに三越の前身である越後屋も伊勢商人の三井高利(みつい たかとし)です。
小津和紙の史料館やギャラリーは大変見応えがあるのですが、撮影禁止ですので、パンフレットの写真をご紹介します。
また、この近くには扇子とうちわの老舗専門店「伊場仙」があります(中央区日本橋小舟町4番1号)。
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これで、「日本橋堀留町・小舟町界隈散策」シリーズを終了し、次回は、「日本橋人形町・富沢町」を散策します。
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