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「銀ブラ発祥の喫茶店」と「銀巴里跡」:カフェーパウリスタ

※本ブログの記事内容は、新型コロナウィルスが蔓延する以前に訪れたときの様子を書いたものです。新型コロナウィルス感染が収束するまでは、今まで撮った写真等のストックを使った記事を掲載します。
なお、新型コロナウィルスに関する私の考えは「新型コロナウィルスで思うこと」で書いています。



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今回は、「銀ブラ」の語源であると言われる銀座の老舗喫茶店「カフェーパウリスタ」に行ってみます。
カフェパウリスタ ロゴ カフェパウリスタ記事


パウリスタ(Paulista)とは、「ブラジルのサンパウロ市出身の人(サンパウロっ子)」のことを言います。

なぜこのような名前をつけたのか、その理由は上の「カフェーパウリスタ」のロゴと関係があるのですが、これについては本文をお読みください。

また、美味しいコーヒーを楽しんだ後は、日本初のシャンソン喫茶「銀巴里」跡を訪れてみます。

なお、「銀座のレストラン・カフェ」シリーズとしては、



(※)銀座散策については、「銀座散策~神社・裏路地巡りシリーズ」を書いたことがありますので、ご関心のある方は、こちらをお読みください。



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(「銀ブラ」の語源)


「銀ブラ」について、「カフェーパウリスタ」のホームページには、

大正時代初期に、慶応大学の学生たちが銀座にある「カフェーパウリスタ」でブラジルコーヒーを飲んだことが、「銀ブラ」の語源だとして、次のように書いています。

「一般には「銀座通りをブラブラ散歩する事」(広辞苑)と信じられていますが、銀座の銀とブラジルコーヒー(筆者注:「カフェーパウリスタ」のブラジルコーヒー)のブラを取った新語で、大正2年(大正4年説もある)に慶應大学の学生たち(小泉信三、久保田万太郎、佐藤春夫、堀口大学、水上滝太郎、小島政二郎)が作った言葉です」

下の写真は、「銀ブラ」の用語が定着した1920年代ごろの銀座。
1920年代頃の銀座 カフェーパウリスタ記事
(出典:Wikipedia)


なお、「銀ブラ」の語源については諸説あるようで、「カフェーパウリスタ」の説は様々な説の中の一つです。


(カフェーパウリスタとブラジル移民)


カフェパウリスタの初代社長・水野龍(みずの りゅう)は明治時代にブラジルに移民した人で、

ブラジルのサンパウロ州政庁から日本にコーヒーを広めることを委託され、

明治44年(1911年)、銀座に「カフェーパウリスタ」を創業しました。

このため、上に掲載した「カフェーパウリスタ」のロゴはサンパウロ市の市章を模したものとなっています。
カフェーパウリスタとサンパウロ市の市章 カフェーパウリスタ記事
(出典:「カフェーパウリスタ」ホームページ)



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(「青鞜」の同人が集まった喫茶店)


同じく、「カフェーパウリスタ」のホームページによれば、

平塚らいてう、与謝野晶子などの明治の女性解放運動家達が、「カフェーパウリスタ」にブルーのストッキングを履いてコーヒーを飲みに集い、機関紙「青鞜」(ブルーストッキング)を発刊したことが書かれています。

つまり、「カフェーパウリスタ」は日本の女性開放活動黎明期の活動の場でもあったわけです。

下の写真は、機関紙「青鞜」の創刊号。
青鞜 カフェーパウリスタ記事


(参考記事1)
上の「青鞜」創刊号の表紙の絵は「高村智恵子」が描いたものです。


(参考記事2)



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(カフェーパウリスタ)


このように、「カフェーパウリスタ」は近代日本の時代とともに生きてきた老舗喫茶店です(下の写真)。
外観 カフェーパウリスタ記事


明治37年(1904年)の創業で(中央区銀座8-9-16 長崎センタービル。銀座駅 徒歩5分、新橋駅 徒歩5分)、

店名を「カフェ」でなく「カフェー」としていることなど老舗のこだわりを感じさせます。

なお、「カフェーパウリスタ」の裏の道には、同じく老舗喫茶店の「カフェ・ド・ランブル」(下の写真)がありますが、全席喫煙可なので、たばこが嫌いな私達は入りませんでした。
カフェ・ド・ランブル カフェーパウリスタ記事


1階の入り口を入った店内の様子です。
1階店内 カフェーパウリスタ記事


老舗喫茶店らしいレトロな趣のある店内ですが、残念ながら喫煙可でしたので、私達は禁煙の2階に行きました。

2階の様子です。
2階店内 カフェーパウリスタ記事


ジョン・レノンとオノ・ヨーコが来たときに描いてもらったカップとお皿の写真がありました。
ジョンレノン オノヨーコ カフェーパウリスタ記事


ジョン・レノンとオノ・ヨーコは帝国ホテルに宿泊した際、美味しいコーヒーが飲みたいと行ったところ、この「カフェーパウリスタ」を紹介され、1階の席に座ったそうです。



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コーヒーのメニューです。
メニュー カフェーパウリスタ記事


注文した「パウリスタオールド」(650円 税込み)です。
パウリスタオールド カフェーパウリスタ記事


「パウリスタオールド」ですが、店内に置かれた説明書には、「ジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻が三日三晩来店し賞味した」と書かれています。
ジョンレノン オノヨーコ 説明書 カフェーパウリスタ記事


「森のコーヒー」(650円 税込み)も注文しました。
森のコーヒー カフェーパウリスタ記事


どちらも美味しいコーヒーでしたが、「パウリスタオールド」の方が深い味わいを感じました。

また、コーヒーとのセットでケーキを食べることができますので(セット価格は1220円 税込み)、

マンゴーキャラメルも注文しました。
マンゴーキャラメル カフェーパウリスタ記事


このお店には「銀ブラ証明書」が用意されているのですが(下の写真)、この証明書を受け取ってお店を出ました。
銀ブラ証明書 カフェーパウリスタ記事




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(銀巴里跡)


「カフェーパウリスタ」近くには、昭和26年(1951年)から平成2年(1990年)まで営業していた日本初のシャンソン喫茶「銀巴里跡」の石碑がひっそりと建っています(中央区銀座7丁目9-10)。
銀巴里跡1 カフェパウリスタ記事  銀巴里跡2 カフェーパウリスタ記事


美輪明宏、戸川昌子、金子由香利などを輩出した名喫茶でしたが、今は石碑があるのみとなっています。

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プロフィール

カツQ

Author:カツQ
リタイアして5年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に東京散歩と株式投資で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、歴史や地形・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。

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