【人形町】「私の好きな人形町のうなぎ店」と「人形町の遊郭・花街の名残」:三好
- 2020/04/05
- 07:56
※本ブログの記事内容は、新型コロナウィルスが蔓延する以前に訪れたときの様子を書いたものです。新型コロナウィルス感染が収束するまでは、今まで撮った写真等のストックを使った記事を掲載します。
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今回は、人形町界隈で最もお美味しいうなぎ店と個人的には評価している「西伊豆松崎 三好」です。
人形町のレストラン・カフェとしては、前回の『【人形町】「長い行列ができる1000円ピッツァリア・ランチ」と「甘酒横丁のソフトクリーム2選」』に続く第5弾となります。
食事後は、人形町の遊郭・花街の名残を探索してみます。
(※)下の記事は、私が旅行会社のサイトに投稿した人形町甘酒横丁の老舗店に関する記事です。甘酒横丁のほとんどの老舗店を網羅していますので、ご関心のある方はご覧ください。
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(西伊豆松崎 三好)
「西伊豆松崎 三好」は人形町にある路地の2階にあります。この道はよく歩いていたのですが、2階にあったので最近までこのような名店があるのを知りませんでした。
お店の中は、カウンター席、テーブル席と
座敷席があります。
「なぜ西伊豆松崎なのか」とお店の方に伺ったところ、「西伊豆の松崎町に本店があり、ここが東京の支店」なのだそうです。
メニューのうな重には、「桜」・「花」・「月」・「雪」・「重ね」の5種類がありますが、花が基準になっているそうです。
そこで、基準の「花」(税込み 3500円)と「月」(4070円)を注文しました。また、おすすめ料理のうち「ズワイガニと水菜のサラダ」(800円)を注文しました。
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うな重の調理中に運ばれてきた「「ズワイガニと水菜のサラダ」です。
20~30分ほど待って運ばれてきた「花」(写真左)と「月」(写真右)です。
明らかにうなぎの量は違いますが、質は変わりなく、どちらも程よく蒸された関東風の美味しい鰻でした。
同時に運ばれてきた「肝吸い」と「漬物」です。
ご飯は、独特のかまどで作られた(下の写真)、ほどよい硬さのご飯で鰻との調和が抜群でした。
鰻、さんしょ、肝吸い、漬物全てがほどよい薄めの味で大変美味しく食べれました。
(※)下の記事は、私が旅行会社のサイトに投稿した人形町甘酒横丁の老舗店に関する記事です。甘酒横丁のほとんどの老舗店を網羅していますので、ご関心のある方はご覧ください。
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(人形町の遊郭・花街の面影)
人形町周辺はかつて「元吉原」と呼ばれ、明暦3年(1657年)の明暦の大火後、浅草に吉原が移転するまで、遊郭が設置され繁栄を極めていました。
今でも人形町には「大門通り」という通りがありますが、これは遊郭時代の名残と考えられます。
また、人形町には「末廣神社」がありますが(中央区日本橋人形町2丁目25−20)、
その由緒書には「吉原(葭原)がこの地にあった当時、その地主神産土神として信仰されていました」と書かれています。
また、玉垣に「葭町芸妓芸妓屋組合」の文字が彫られているのは、かつての花街の面影を窺わせます。
なお、この地は「葭」(ヨシ)の生い茂る低湿地帯で、この地を埋め立てて作った土地を「葭原」(よしわら)と呼びました。
しかし、「葭」(ヨシ)は葦「アシ」と同じ植物で、「悪し」に通じ縁起が悪いとのことで、「葭」の別の呼称「ヨシ」を「吉」に代えて「吉原」と呼ぶようになりました。
これらの人形町の遊郭・花街の名残については別記事(「【日本橋】花街・元吉原の名残(2)~日本橋人形町・富沢町散策」)で詳しく書く予定です。
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