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【横浜元町】「食パンの元祖ウチキパン」と「横浜のフランス山を散策」

今回は横浜元町にある食パンの元祖「ウチキパン」に行ってみます。

横浜は、安政6年(1859年)の開港後、外国人居留地ができ欧米人を中心に多くの外国人が住み着いたため「○○発祥の地」という碑が多くあるのですが、

みなとみらい線「日本大通り駅」近くに「近代のパン発祥の地」碑があります(下の写真)。
近代のパン発祥の地碑 ウチキパン


この碑には、以下のような記述があります。

「イギリス人クラークのパン屋「ヨコハマベーカリー」が、登場する。ここで修行し、受けつぎ発展したのが内木彦太郎の元町「ウチキパン」で、イギリス流の山型食パンである」

そして、その碑には元祖フランスパン(冨田屋が作ったもの)と元祖食パン(ウチキパンが作ったもの)のイメージ写真が掲載されています。
近代のパン発祥の地碑 イメージ写真 ウチキパン



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(ウチキパン)



「ウチキパン」は横浜元町にあります(横浜市中区 元町 1-50。中華街駅5番出口から徒歩1分、JR石川町駅から徒歩10分)。
ウチキパン外観


明治21年(1888年)創業ですから、130年以上の歴史のある老舗パン屋です。
1888年創業 ウチキパン


以前、午後4時頃に行ったときは、下の写真のように売り切れていましたので、
売り切れ ウチキパン 


今回はお昼に行きました。私の目当ては、上述した「近代のパン発祥の地」碑の写真にある「イギリス風山型食パン」の「イングランド」だったのですが、これも売り切れていました(下の写真)。
イングランド売り切れ ウチキパン


イングランドは「創業130年の伝統をうけ、ホップを使った発酵種により長い時間をかけて手作りした」と書かれています(当時はイーストがなかったためホップを素にした酵母を使ったそうです)。
イングランド説明 ウチキパン



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お店の方に聞くと、30分ほどで再度焼き上がるとのことでしたので、30分後に行くとイングランドが「ありました」。
イングランド1 ウチキパン


イングランドは切られていない状態(下の写真)ですので、お店に頼むと注文に応じて切ってくれます。
イングランド2 ウチキパン


私は、イングランドの他に、普通の食パンの「ゴールド」や菓子パンも購入しました。
ウチキパン 店内


ウチキパンの袋ですが、お洒落な袋ですね。
ウチキパンの袋


とてもおいしく家族にも好評でしたので、横浜に行く機会があればまた購入したいと思っています。

なお、パン屋を扱った記事としては、



横浜元町のレストランについては、『「横浜元町の洋食屋さん」と「プチ横浜散策」:KITCHEN JO'S』があります。



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(日本のパンとフランス)


日本語の「パン」はフランス語の「pain(パンと発音)」に由来します。

「近代のパン発祥の地」碑にも「内海兵吉は一八六〇年、フランス人にパンの製法を習って「パン屋」をはじめた」と書かれています。

パンは英語で「ブレッド(bread)」ですが、

「イギリス風パン」を「イギリス風ブレッド」とは言わないように、「パン」の呼称が日本では浸透しています。


(横浜のフランス山散策)


ということで、今回はフランスゆかりの地として、「ウチキパン」の近くにある「港の見える丘公園」で知られる「フランス山」を散策してみます。

「フランス山」は幕末から明治初期にかけてフランス軍が駐屯した場所であるため、「フランス山」と呼ばれています。



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現在は廃墟のようになっていますが、それがインスタ映えするようで、廃墟跡を背景に写真を撮っている人たちを見かけます。
フランス山廃墟 ウチキパン


再現された風車の塔が建っていますが、この風車は当時井戸水の汲み上げに使われていたそうです。
フランス山風車 ウチキパン


井戸の遺構もありました。
フランス山井戸の遺構 ウチキパン


また、下の写真のような鉄骨がありますが、これはパリ中央市場で使われていた鉄骨を移設したものだそうです。
フランス山鉄骨 ウチキパン


さらに、フランス山の先には「港の見える丘公園」があり、下の写真のような風景を楽しむことができます。
フランス山景色 ウチキパン


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プロフィール

カツQ

Author:カツQ
リタイアして8年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に東京散歩と株式投資で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、歴史や地形・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。

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