えっ、新宿駅に供養塔がある?~新宿駅構内を散策(2)
- 2020/03/02
- 07:17
山手線で最も標高の高い地点を見ながら、
山手線は「ミニ山岳鉄道」で、東京の山の手地域は「山岳地帯」と考えたほうがしっくりするのではないかということを書いてきました。
今回も、さらに新宿駅構内を探索してみます。
※新型コロナウイルス肺炎の市中感染が拡大し、気軽に新宿駅構内を散策できる状況ではありませんが、今は読むだけにして、市中感染が終息したときの参考にしていただければ幸いです。
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(えっ、新宿駅に供養塔が?)
「13-14番線ホーム」から12番線ホームの池袋寄りを見ると、下の写真のような供養塔があります。
よく見ると、「殉難 殉職 供養」と書かれています。
この供養塔は「12-11番線ホーム」からは入れないようになっており、また資料が乏しくよく分かりませんでした。
駅の事務員の方に伺ったところ、「経緯はよく分からないが、鉄道建設・鉄道事故で亡くなった方を供養する塔だと聞いている。新宿駅の幹部が毎月お参りしている」とのことでした。
また、この供養塔の隣には「内藤新宿 右 上総国木更津ニ至ル 左 甲斐国甲府ニ至ル」という標識と、
江戸時代に新宿(現在の新宿御苑付近)に屋敷を構えた内藤家の家紋と思われる「上り藤」が描かれたモニュメントが置かれていますが(下の写真)、なぜここに置かれているのかよく分かりません。
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(アルプス広場)
階段を降りて、「東口」に行ってみます。
この「東口」に入って左側にある広場は「アルプス広場」といい、登山に行く人たちが集まる場所でした。
下の写真の「工事中」と書かれているエリアが「アルプス広場」ですが、以前あった「アルプス広場」の表示が工事のためなくなっていました。
今では、「アルプス化粧室」と書かれたトイレにその名を残すのみとなっています。
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(東西自由通路)
さて、この工事ですが、現在、東口と西口を結ぶ「東西自由通路」新設のための工事が行われており、
駅構内のあちこちに、「東西自由通路新設の駅改良工事のため」という張り紙が貼られています。
新宿駅の東口と西口を行き来するためには、今までは、「角筈ガード」(下の写真)か丸ノ内線が通っている地下通路を使うしか方法がなかったのですが、
この東西自由通路ができると一般の人達も駅構内を横断できるようになるため、東口と西口の行き来が非常に楽になります。
令和2年(2020年)の東京オリンピックを目指して工事が行われていますが、工程的に厳しいようです。
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(新南口への地下通路:甲州街道の下を通る地下通路)
新宿駅の中央に甲州街道が通っており、この部分の甲州街道は新宿区と渋谷区の区境なので、
新宿駅の北側部分は新宿区、南側部分は渋谷区に属していると書きました。
下の写真は新宿駅の渋谷区側から新宿区区側を撮った写真で、地表部分は甲州街道で新宿駅が分断されているように見えます。
しかし、地下部分で新宿駅はつながっています(下の写真)。
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次回は、新宿駅から出て、東口周辺を散策してみます。
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