シロガネーゼの別の顔(1)~「港区白金の下町の洋食屋さん」と「在日米軍施設」と「現役の井戸」:白金・北里通り商店街/ハチロー
- 2020/02/28
- 07:53
今回は異質な要素を盛り込んだ変わったタイトルですが、港区白金の余り知られていない側面を見ていきたいと思います。
紹介するレストランや施設には、厳密に言えば港区白金に属しませんが、これらは港区白金の至近距離にありますので、「シロガネーゼの別の顔」としました。
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(シロガネーゼとは正反対の「白金・北里通り商店街」)
「シロガネーゼ」という言葉に代表されるように、港区白金というと、超高級で超オシャレなイメージがあります。
現に、港区白金の「プラチナ通り」にある「ドン・キホーテ」は他所の「ドン・キホーテ」と異なり、そのイメージに合わせた上品な外観となっています。
下の写真左は港区白金の「ドン・キホーテ」、写真右は新宿歌舞伎町の「ドン・キホーテ」ですが、随分違いますね(^^
このように、港区白金というと超高級で超オシャレなイメージなのですが(「港区白金・広尾・プラチナ通りを歩く(1)」を参照)、
下町的な場所もあります。それが「白金・北里通り商店街」です。
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「白金・北里通り商店街」では太平洋戦争中の米軍の空襲を免れて残ったレトロな建物をそこかしこで見ることができます(下の写真)。
また、下の写真のような下町的なお店もあります。
道路脇には、昭和12年(1937年)に建てられた「国威宣揚台」も残っていました。
「国威宣揚台」は「国旗掲揚台」とも呼ばれ、
「浅草橋→神田散策(1):柳原通り/美倉橋/和泉橋/秋葉原に残る遺構」でも書いたように、東京散策をしていると時々見かけます(下の写真は秋葉原近くにある「国旗掲揚台」)。
このような「国旗掲揚台」は、文化財に指定されるような遺跡ではないので、開発が進むとなくなっていく遺構ですが、庶民の中にある戦争遺構として残しておきたいものの一つです。
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(ハチロー)
このような昭和の香りの残る「北里通り商店街」に洋食屋「ハチロー」があります(渋谷区恵比寿2-39-4。地下鉄・広尾駅から徒歩10分)。
「ハチロー」の住所は渋谷区恵比寿ですが、ここは区境の場所で、上述したようにすぐ近くが港区白金6丁目ですので、「港区白金の下町の洋食屋さん」としています。
外観・店内の雰囲気・食事の味など全てが昭和的な洋食屋です。
なお、白金のレストラン・カフェとしては、「東京都庭園美術館のフレンチレストラン」と「プチ白金散策」:レストラン デュ パルク」に続く、第2弾となりますが、ここでご紹介したフレンチレストランとはだいぶ雰囲気が違いますね。
店内は下の写真のような感じで、相席にはしないようなので、10人も入ればいっぱいになる狭い店内です。
現に、後から来たお客が「いっぱいです」と言われて断られていました。
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壁にはられたランチメニューと一般のメニューです。テーブルに座って見るようなメニューはありません。
私は散策を終えて午後2時頃入店したのですが、ランチメニューの「カツ定食」を注文しました。
お手拭きは最近見かけないような昭和的なお手拭きタオルでした。
老夫婦2人で経営しているようで、食事が運ばれてくるまで少し待ちました。
運ばれてきた「カツ定食」です。
下の写真はカツの拡大ですが、サラダの横にマヨネーズがあるなど、盛り付けが昭和的です。昔の定食はこんな感じだったことを思い出しました。
壁には、「モヤモヤさまぁ~ず」の色紙が貼られていました。
また、ネットで調べると、音楽家・俳優の星野源、ミュージシャンの細野晴臣など著名人の行きつけのレストランだそうです。
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次回は、ハチローでの食事を終えて、港区にある米軍施設や水田地帯であった頃の痕跡を探しに行きます。
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