銀座で日本最古のビアホールを探訪~銀座散策~神社・裏路地巡り~(7):銀座ライオン/ルパン/三輪神社
- 2019/10/22
- 08:00
今回は銀座7丁目にある「銀座ライオン」を皮切りに、銀座の南側を歩いていきます。
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(銀座ライオン:現存する日本最古のビアホール)
「銀座シックス」から中央通りに沿って南下していくと、
現存する日本最古のビアホール「ビアホールライオン 銀座7丁目店」があります。
昭和9年(1934年)創建の建物で大戦中の空襲を免れたため、今でもレトロな装飾を見ることができます。
また、屋上には非公開の神社が鎮座していますが、特別な機会に見せていただきました。
日枝神社から分霊された企業内神社のようですが、
ビヤホールらしく、毎朝、ビールをお供えしているとのことでした。
銀座のビルには、このような非公開の企業内神社が多くあります。
この銀座7丁目にある「銀座ライオン」については別記事で詳しく書きたいと思います。
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(クロサワビル)
「銀座ライオン」からもと来た場所に戻り、
「GINZA SIX」から、中央通りの「銀座5丁目交差点」を渡ると、
「クロサワビル」があります。
このクロサワビルの煉瓦の柱の上を見ると、「尾張町二丁目」のプレートがあります。
現在この地区は銀座6丁目ですが、江戸時代は「尾張町二丁目」であったことを示すプレートです。
銀座にはこのようにさり気なく歴史を示す表示があるので油断できません。
過去と切り離されたように見える銀座(東京)でも、江戸時代(あるいはそれ以前)からの歴史を継続していることを発見できるのが「東京散歩」の面白さです。
(みゆき通り)
「クロサワビル」前の道は「みゆき通り」と呼ばれていますが、
「みゆき=御幸」で、明治天皇が築地にあった海軍兵学校、海軍大学等、あるいは浜離宮への御幸(みゆき)されたことに由来します(築地市場が海軍施設であったことについては、『「銀座で唯一の踏切」を探して築地界隈を散策』を参照)
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(ねんりん家)
この「みゆき通り」を進み、右折して「西五番街通り」に入ると、
バームクーヘン専門店の「ねんりん家」本店があります。
東京駅にある大丸東京の「ねんりん家」はいつも混んでいるのですが(下の写真)、
この銀座本店は混んでいないので落ち着いて買い物ができます(下の写真)。
私はここでバームクーヘンを購入しました。
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(ルパン:太宰治が通ったバー)
この「ねんりん家」前の裏路地に入り、
裏路地の中で左折すると、太宰治や坂口安吾などの文豪が通った銀座のバーとして知られている「ルパン」があります。
下の写真は、ルパンでくつろぐ太宰治。
(出典:三鷹市 太宰治文学サロン。写真撮影は許可されています)
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(三輪神社)
「みゆき通り」を元に戻り、右に曲がって「銀座鈴らん通り」に入ると、
右手に、「コマツビル」がありますので、その中にあるエレベーターで屋上に行きます。
エレベーターの前には巨大な蜂のオブジェがあります。
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屋上に着くと、「三輪神社」が鎮座しています。
説明板がないのですが、奈良県にある「大神神社」(おおみわ)神社の分社と考えられます。
「大神神社」は三輪山を神体山としているため本殿を持たない、日本最古の神社と言われており、「コマツビル」屋上のこの三輪神社も本殿がありません。
また、特徴的な「三ツ鳥居」となっています。
ネットで調べたところ、小松ストアー社長の小松敬があることをきっかけに三輪神社に関心を持ち、平成4年(1992年)に設置されたそうです。
この三輪神社が鎮座している屋上からは、渡り廊下でユニクロ銀座店に行くことができます。
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次回はルーブル美術館など世界の美術館・博物館のお土産が買える店などを見ていきます。
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