銀座の中心地で神社巡り~銀座散策~神社・裏路地巡り~(6):銀座三越の三囲神社/宝童稲荷神社/あずま稲荷神社/靍護稲荷神社
- 2019/10/17
- 07:53
銀座松屋の「龍光不動尊」などの寺社・神社を探訪しましたが、
今回も銀座の中心地で三越や銀座シックスにある神社を巡ってみます。
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(銀座になぜ寺院がある?)
大名屋敷や旗本屋敷を江戸城の近くに建設するため、外堀の内側にある寺院は外側に移転させられたことを書きました(神社と異なり、寺院は墓地があり多くの土地を所有していたため)。
「江戸東京博物館」にそのことを視覚的に表す図がありました。
下の写真のピンク色の土地が寺社地を示していますが、
(出典:江戸東京博物館。写真撮影は許可されています)
江戸城の周りは、少しの例外を除いて寺院(ピンク色の土地)がありません。
前回の「銀座の中心地で神社・お寺を参拝~銀座散策~神社・裏路地巡り~(5)」で、銀座松屋の屋上にある寺院を訪問しましたが、
では、何故、外堀の内側の銀座松屋の屋上に寺院があるのかというと、「龍光不動尊」の由緒に書かれているように、昭和4年(1929年)という近代になってから安置されたからなのでした。
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(銀座三越)(三囲神社)
銀座三越の屋上には、三井家(三越の前身)の守護神である「三囲神社」(みめぐりじんじゃ)が安置されています。
ここの「三囲神社」は墨田区向島にある「三囲神社」を本社としています。
また、『「銀座で1000円ランチ」と「プチ銀座散策」』でも書きましたが、
江戸時代に三十間堀から掘り出されたという「銀座出世地蔵」も隣に鎮座しています。
なお、「三十間」という喫茶店が三十間堀のあった場所近くにありますが、これは三十間堀から命名したものと思われます。
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また、この三越屋上からは銀座和光の時計台を見ることができます。
下の写真左は銀座4丁目交差点にある「和光」、写真右は港区白金にある旧和光邸(旧服部金太郎邸)です。
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(宝童稲荷神社)
中央通りを渡っていくと、『「銀座で1000円ランチ」と「プチ銀座散策」』でご紹介した「宝童稲荷神社」があります(中央区銀座4丁目3−14)。
参道入り口で、かわいらしいお猿さんが手招きしています。
また、ここは狭い路地裏が参道になっており、この路地裏を通って参拝します。
(GINZA ALLEY)
中央通りに戻って、「GINZA ALLEY」の路地に入っていくと、
元祖あんみつの「若松」があります。
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(あづま稲荷神社)
「GINZA ALLEY」の路地を出ると「あづま通り」に出ますが、
あづま通りを左に行くと、右手に「三原小路」があり、
「三原小路」の中に「あづま稲荷神社」が鎮座しています(中央区銀座5丁目9-19)。
この界隈で相次いだ火災を鎮めるために、「京都伏見稲荷神社」から分霊して建てられた神社です。
(GINZA SIX)(靍護稲荷神社)
「あずま稲荷神社」から銀座6丁目にある「GINZA SIX」に向かいます。
「GINZA SIX」は松坂屋銀座店跡地に建てられた複合商業施設で、「SIX」は銀座6丁目を示しています。
この「GINZA SIX」の屋上庭園に行きます。その名の通り「庭園」のように緑豊かな空間です。
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この屋上庭園からは、東京スカイツリーと東京タワーの双方を見ることができます。
ここに、「靍護稲荷神社」(かくごいなりじんじゃ)が鎮座しています。
この「靍護稲荷神社」の本社は、「日暮里・鶯谷の東側を散策(3)」でご紹介した荒川区根岸の松坂屋配送センターの敷地内にあります(下の写真。敷地内には入れないので敷地の外から撮った写真)
また、同様に上野松坂屋の屋上にも「靍護稲荷神社」(下の写真)が鎮座しています。
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次回は日本最古のビアホールや太宰治が通った路地裏のバー「ルパン」などを訪れてみます。
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