「丸ビル36階のフランス料理」と「ミニ丸の内散策」:モナリザ(2)
- 2019/10/07
- 11:32
前回の『「丸ビル36階のフランス料理」と「ミニ丸の内散策」:モナリザ(1)』の続きになります(掲載する写真が多いため2回に分けました)。
前回は主菜まで書きましたが、今回は口直しのスープ、デザートから始まります。
サーブするお皿の盛り付けがお客個々人で異なる凝った盛り付けは、前回と変わりません。
また、食事後は「プチ丸の内散策」もしてみます。
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(口直しの冷たいスープ)
ここでセッティングが改まり、スープとデザートのカトラリーが新たに置かれました。
この時点で、お腹いっぱいでしたが、次にどのような美味しいスープとデザートが出て来るのでしょうか。
口直しのフルーツの冷たいスープです。
最初のデザートです。このデザートも、クレームブリュレ以外は、お皿によって菓子の種類が異なっています。
顔の表情も異なっています。細かなところまで凝っています。
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(2番めのデザート)(ミニャルディーズ)
2番めのデザートは「アイスクリーム・シャーベット」です。
アイスクリームは、きな粉・黒ごま・コーン茶、シャーベットはグレープフルーツ・すだち・メロン、これもそれぞれ異なる組み合わせになっていました。
コーヒーと紅茶です。
これで終わりかと思ったのですが、
最後に「冷たいハーブティー」と「ミニャルディーズ」が運ばれてきました。
ミニャルディーズは「グレープフルーツの皮を甘く煮たもの」、「フィナンシェ」、「ウェハース」でした。
2時間半以上かかったフランス料理で、お腹いっぱいになりましたが、抜群に美味しい味と手の凝った料理で大変満足しました。
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(プチ丸の内散策:松杭と三連アーチ)
あまり知られていないのですが、丸ビルの行幸通り側の入り口には珍しいものを見ることができます。
一つは、旧丸ビルを支えた「松杭」です。
「地形と歴史で推理してみる(1):日本橋~茅場町地下通路」で書いたように、
江戸時代以前の丸の内地区は日比谷入江という浅瀬の海で(概念図を再掲します)、現在の丸の内は徳川幕府が埋め立てて作った土地です。
現在の皇居外苑には下の写真のように黒松が多く植えられていますが(約2000本の黒松があるそうです)、
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海水浴場などで黒松をよく見かけるように、海の近くに生える黒松が皇居外苑に多くあるのは、この地域がかつて海だった名残だと言われています。
このため丸の内界隈は地盤が弱く、多くの杭を打ち込む必要があったのですが、旧丸ビル(大正12年(1923年)竣工)建設当時は、コンクリートではなく、松杭を使っていました。
5443本もの松杭が使用され、解体時点でも松の香りがしたそうです。
もう一つは「三連アーチ」で、
旧丸ビルの外観を象徴するアーチでした。
この三連アーチを忠実に復元したものが配置されています。
また、この三連アーチのイメージは、丸ビルと新丸ビルをつなぐ地下通路にも装飾として置かれています。
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