「ウィンナーコーヒーを初めて出した老舗喫茶店」と「プチ神保町散策」:ラドリオ
- 2019/04/11
- 06:39
千代田区の神田神保町には多くの老舗喫茶店があります。
今では珍しくなったクラシックの流れる老舗喫茶「神田白十字」(かんだはくじゅうじ)。三島由紀夫も通っていたそうです。
神保町の名店「さぼうる」。平成9年(1997年)公開の映画「東京日和」で竹中直人演じる主人公が松たか子演じる編集者と会う場面のロケ地としても使われました。
映画「東京日和」は日常の何気ない風景を描いた映画ですが(何気ないストーリーですが、実は意味深い映画だと私は思っています)、平成時代初期の東京各地を描いているという意味でも私の好きな映画です。
それから、作家など著名人がよく使うという「古瀬戸」、
作家・武田百合子が女給をしていて、夫の武田泰淳と知り合った「ミロンガ」(以前の名は「ランボオ」)、
などがありますが、今回はウィンナーコーヒーを日本で初めて出したという「ラドリオ」(千代田区神田神保町1-3)を訪れます。
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(ラドリオ)
上述した老舗喫茶店「ミロンガ」のそばにあるお店の外観です。
室内の様子です。
メニューには、『日本で初めてウィンナーコーヒーを出したのがラドリオです』と書かれています。
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もちろんウィンナーコーヒーを注文しました。オーストリアのウィーンが発祥とされるコーヒーなのでウィンナーコーヒーと言われています。
出てきたウィンナーコーヒーです。生クリームがたっぷり乗っかっています。
取っ手が左だったので、カップを回すとお店のロゴが見えてきました。
カップのセッティングの仕方には「イギリス方式」(取っ手が左)と「アメリカ方式」(取っ手が右)の2通りがあるのですが、日本のほとんどの喫茶店では「イギリス方式」をとっているそうです。
イギリスでは右手でお菓子を食べながら左手で紅茶を飲んだことから取っ手が左になるようにセットするのだそうです。
この「イギリス方式」と「アメリカ方式」のことは、今回調べて初めて知りましたが、これからお店でコーヒーや紅茶をどのように給仕するのかみてみたいと思います。
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ウインナーコーヒーを楽しんだ後は、「プチ神田神保町散策」をしてみますので、散策にご関心のある方は引き続き下記もお読みください。
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(神田神保町プチ散策)
この「ラドリオ」は「神田すずらん通り」の裏にあるのですが、
「すずらん通り」には「本と街の案内所」がありますので(下の写真)、ここで神田神保町について調べたり聞いたりして散策するのもいいかと思います。
また、御茶ノ水駅近くににある「ソラシティー」の地下にも、
「お茶ナビゲート」という案内所がありますのでここで調べることもできます。
私が行ったときは、ソラシティーの地下で、神田神保町らしく「古書イベント」が行われていました。
また、この「ソラシティー」の近くには、大正時代に書籍商が建てたという「蔵」があります。
ここでは、絵画展や生け花展などのイベントが行われるそうです。
私が行ったときは、イベントは行われていませんでしたが、蔵の中に入ることができました。
さらにこの近くには、呉服店時代の伊勢丹の社長・小菅丹治(こすげ たんじ)の隠居先として関東大震災後に建てられた「高畠邸」があります。
かつてこの界隈にはこのようなお屋敷が多くあったそうですが、今ではこの「高畠邸」のみとなりました。
この「高畠邸」は個人の方が住んでいるので中を見ることはできません。
なお、神田神保町については別記事で詳しくご紹介することを考えています。
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