損切りしない株式投資(4):銘柄選択上の注意点
- 2018/04/26
- 09:47
前回の「損切りしない株式投資(3)」に引き続き、「損切りしない株式投資(4)」です。
「損切りしない条件」を再掲します。
【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、特に中小型株については、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 売却は、同じく過去1年~3年の株価チャートを見ながら最高値に近いところで売却する。ただし、現金比率を高める等の理由で僅かな含み益で売却するときもある。
(6) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ
【2018年6月4日追記】:上記条件で、①当初提示した条件には、売却の条件が抜けていましたので、それを追加しています。②また、条件(3)に「特に中小型株については」を追加しています(下線部分が追加部分です)。
前回は条件(3)のPER、PBR、財務状況調査を通した銘柄選択について書きましたが、これに加えて以下のことにも注意しています。
☆☆☆
☆☆☆
●もてはやされている銘柄には注意する
「損切り事例:松屋とトレジャーファクトリー」で当時もてはやされていたトレジャーファクトリー(3093)を買い、損切りすることになったと書きました。
もてはやされている時点で賞味期限切れになっていないか慎重に検討すべきだったと思います。成長企業として株価が伸びている場合、その成長が止まると株価は一気に下落することは目に見えていますから。
いずれにしても、成功する投資家はもてはやされる前にそっと買ってしまっているのですから、多くの投資家がもてはやしている時は賞味期限切れになっていないか考えることは大事だと思います。
●特殊な強みを持っている企業か考えてみる
(ア) 業界の中で独自の技術的強みを持っている企業
他企業の参入が難しい技術・ノウハウを持っている企業は強いと思います。例えば、テクノメディカ(6678)は独自の医療装置技術を持っていますし、サンセイランディック(3277)は他の不動産業者が手がけにくい物件の売買ノウハウを持っています。
このような企業の場合、上の(3)の条件を少し緩めて買う場合もあります。
(イ) 辛酸を嘗め再生した企業
ずいぶんと曖昧な基準ですが
、すかいらーく(3197)のように、経営悪化→非上場→再建→再上場というような、企業として地獄を見たが、頑張って再建を果たした経営陣がいる会社は強いだろうという見立てです。
「見立て」であって具体的な根拠はないのですが、こういう考えもあってもいいのではないかと・・・・
すかいらーく(3277)は良い企業だと思いますが、大きな不安材料も抱えていますので、機会を見て記事にしていきたいと考えています。
●景気敏感株
商社・自動車銘柄のような景気敏感株は、景気が悪くなり、日経平均が底を打ったような時でないと買わないようにしています。日経平均が底を打っているかどうかはその時点では分からないですが投資家の多くが悲観的になっているような時です。
●その他にもあると思います。例えば、一時期はやった「二部上場(JASDAQ・マザーズ)企業で、一部上場しそうな銘柄を買い、昇格時の値上がりで売る」という昇格銘柄狙いの投資手法もあります。
この投資手法については、my ruleの条件が揃ったときしか買いませんが、その時は、昇格狙いも込めて多めに買ったりもします。(続きます)
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「損切りしない条件」を再掲します。
【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、特に中小型株については、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 売却は、同じく過去1年~3年の株価チャートを見ながら最高値に近いところで売却する。ただし、現金比率を高める等の理由で僅かな含み益で売却するときもある。
(6) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ
【2018年6月4日追記】:上記条件で、①当初提示した条件には、売却の条件が抜けていましたので、それを追加しています。②また、条件(3)に「特に中小型株については」を追加しています(下線部分が追加部分です)。
前回は条件(3)のPER、PBR、財務状況調査を通した銘柄選択について書きましたが、これに加えて以下のことにも注意しています。
☆☆☆
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●もてはやされている銘柄には注意する
「損切り事例:松屋とトレジャーファクトリー」で当時もてはやされていたトレジャーファクトリー(3093)を買い、損切りすることになったと書きました。
もてはやされている時点で賞味期限切れになっていないか慎重に検討すべきだったと思います。成長企業として株価が伸びている場合、その成長が止まると株価は一気に下落することは目に見えていますから。
いずれにしても、成功する投資家はもてはやされる前にそっと買ってしまっているのですから、多くの投資家がもてはやしている時は賞味期限切れになっていないか考えることは大事だと思います。
●特殊な強みを持っている企業か考えてみる
(ア) 業界の中で独自の技術的強みを持っている企業
他企業の参入が難しい技術・ノウハウを持っている企業は強いと思います。例えば、テクノメディカ(6678)は独自の医療装置技術を持っていますし、サンセイランディック(3277)は他の不動産業者が手がけにくい物件の売買ノウハウを持っています。
このような企業の場合、上の(3)の条件を少し緩めて買う場合もあります。
(イ) 辛酸を嘗め再生した企業
ずいぶんと曖昧な基準ですが

「見立て」であって具体的な根拠はないのですが、こういう考えもあってもいいのではないかと・・・・
すかいらーく(3277)は良い企業だと思いますが、大きな不安材料も抱えていますので、機会を見て記事にしていきたいと考えています。
●景気敏感株
商社・自動車銘柄のような景気敏感株は、景気が悪くなり、日経平均が底を打ったような時でないと買わないようにしています。日経平均が底を打っているかどうかはその時点では分からないですが投資家の多くが悲観的になっているような時です。
●その他にもあると思います。例えば、一時期はやった「二部上場(JASDAQ・マザーズ)企業で、一部上場しそうな銘柄を買い、昇格時の値上がりで売る」という昇格銘柄狙いの投資手法もあります。
この投資手法については、my ruleの条件が揃ったときしか買いませんが、その時は、昇格狙いも込めて多めに買ったりもします。(続きます)
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