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赤坂の「坂」を散策(最終回):山脇学園武家屋敷門/カンボジア大使館/高橋是清翁記念公園/美喜井稲荷神社/豊川稲荷


六本木にあった歩兵第一連隊・歩兵第三連隊とともに二・二六事件で主導的な役割を果たした近衛歩兵第三連隊の碑を訪れたり、

街なかにひっそりと残された陸軍境界石を探しながら、

六本木と同じく赤坂も「軍隊の街」であったことを見てきました。

(六本木が「軍隊の街」であり、在日米軍基地の存在など、その名残があることについては「軍都」六本木を探索(散策)をお読み下さい)

今回は、赤坂散策シリーズの最終回として、赤坂の「坂」をさらに散策し、豊川稲荷まで歩いてみます。

☆☆☆
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(山脇学園の武家屋敷門)


稲荷坂を下ってカンボジア大使館方向に行きたいのですが、その前に、山脇学園にある武家屋敷門を見てみます。

山脇学園に向かって歩いていくと、突然、下の写真のような武家屋敷門が現れ驚かされます。
赤坂 山脇学園 武家屋敷門1  赤坂 山脇学園 武家屋敷門2 


この武家屋敷門は、元々この地にあったものではなく、現在の丸の内にあった老中屋敷の門を移築したものです。


(稲荷坂)


山脇学園の武家屋敷門を見た後は、軍都・赤坂の面影を探る(散策)で見た「陸軍境界石」のあった円通寺坂に戻ります。
赤坂 円通寺坂 181126 


円通寺坂には、その坂の名前の由来となった円通寺があり、
赤坂 円通寺 


円通寺を超えると、薬研坂(やげんざか)に通じる道に出ます。
赤坂 薬研坂 


薬研坂は中央がくぼんでいる坂で、薬を砕く薬研(やげん)に似ていることから名付けられた坂ですが、

二・二六事件のとき、赤坂の近衛歩兵第三連隊は薬研坂を通って、高橋是清邸に向かいました。

この薬研坂を進むと青山通り(246号線)に繋がりますが、私達は遠回りして左に折れ、稲荷坂を下ります。
赤坂 稲荷坂 


(カンボジア大使館)


突き当りを右に曲がると、赤坂とは縁遠い雰囲気の寂れた商店街があります。昭和30年代にみかけたようなレトロな薬局屋さんです。
赤坂 レトロな薬局屋 


さらに進むと、カンボジア大使館があります。
赤坂 カンボジア大使館 


カンボジア大使館脇の「新坂」(しんざか)を登ります。
赤坂 新坂 


左手を見ると、建物の壁に巨大な顔のレリーフがあり驚かされます。
赤坂 カンボジア大使館 巨大な顔のレリーフ 


これはアンコールワット遺跡のブッダの顔を模したレリーフです。


(高橋是清翁記念公園)


「新坂」を上り詰めると、青山通りがあり、目の前は東宮御所の鬱蒼とした木々が見えます。
赤坂 東宮御所 


青山通りを右に曲がり、カナダ大使館を通り過ぎると、

「高橋是清翁記念公園」があり、
赤坂 高橋是清翁記念公園 


公園の奥には高橋是清の像があります。
赤坂 高橋是清翁記念公園 高橋是清の像 


高橋是清は、大正から昭和にかけて首相、蔵相を務めた政治家ですが、上の高橋是清の像の顔を見ると分かるように、「丸顔」でしたので「ダルマさん」という愛称で呼ばれていました。

この公園は高橋是清邸の跡に造られたものです。

高橋是清は軍部予算の縮小を図ったために軍部の恨みを買い、二・二六事件の際に、この公園の地にあった自宅の二階で反乱軍の将校に拳銃で撃たれ暗殺されました。

なお、この公園の地は、昭和22年(1947年)に赤坂区・麻布区・芝区が統合されて港区になるまで赤坂区役所でもありました。
赤坂 高橋是清翁記念公園 赤坂区役所跡 


昭和22年に東京35区が統合され、現在の23区になったことについては、「大森區」と書かれた表札のある個人宅を、田園調布を散策していた時に見つけ、
田園調布 大森区の表札 赤坂の記事内での掲載 


田園調布界隈を歩く(2)で書きましたので、ご関心のある方は御覧ください。


(とらや)


さらに進むと丹下健三が設計した草月流の「草月会館」があり、
赤坂 草月会館 


新しく新築された「とらや」本社の建物があります。
赤坂 とらや1  赤坂 とらや2


とらやは、元々は京都で創業した皇室御用達の和菓子店でしたが、明治天皇が東京に居を構えたことで、「とらや」も東京に移ってきました。


(美喜井稲荷神社:猫稲荷?)


「とらや」の横に小さな神社があります。
赤坂 美喜井稲荷神社  


美喜井稲荷神社(みきいいなりじんじゃ)です。

珍しいことに、狐の代わりに猫がお祀りされています。
赤坂 美喜井稲荷神社 猫1  赤坂 美喜井稲荷神社 猫2


お供えには、油揚げではなくてかつお節でしょうか(笑


(豊川稲荷)


青山通りの向こう側には「豊川稲荷」があります。
赤坂 豊川稲荷 


「稲荷」となっていますが、神社ではなく、れっきとした曹洞宗の寺院です。

その証拠に、賽銭箱の上にあるガラガラと鳴らす「鈴」(「本坪(ほんつぼ)もしくは「本坪鈴(ほんつぼすず)と言うそうです」が、豊川稲荷では「鰐口」(わにぐち)となっています。
赤坂 豊川稲荷 鰐口  


比較のために、相棒「花の里」ロケ地と勝海舟邸を散策で参拝した赤坂氷川神社の「本坪鈴」(ほんつぼすず。いわゆる「ガラガラ」の正式名称)は下の写真のとおりです。
赤坂氷川神社の「本坪鈴」 


この豊川稲荷には、多くの狐像がありますが(1000体以上あるそうです)、
赤坂 豊川稲荷 多くの狐 


その中に、豊川市のゆるキャラ「いなりくん」がいて、思わず微笑んでしましました。
赤坂 豊川稲荷 ゆるキャラ いなりくん 

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これで赤坂散策シリーズを終了します。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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プロフィール

カツQ

Author:カツQ
リタイアして3年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に株式投資と東京散歩で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、地形や歴史・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。

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