損切りしない株式投資(3):最低限のファンダメンタル分析
- 2018/04/20
- 10:23
損切りしない株式投資(2)の続きです。
損切りしない条件を再掲します。下記の(1)、(2)は前回お話しましたので、今回は太字の(3)からです。
【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、特に中小型株については、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 売却は、同じく過去1年~3年の株価チャートを見ながら最高値に近いところで売却する。ただし、現金比率を高める等の理由で僅かな含み益で売却するときもある。
(6) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ
【2018年6月4日追記】:上記条件で、①当初提示した条件には、売却の条件が抜けていましたので、それを追加しています。②また、条件(3)に「特に中小型株については」を追加しています(下線部分が追加部分です)。
☆☆☆
☆☆☆
今回の記事は私の苦手なファンダメンタル分析になります。
書き出し早々、話がずれて恐縮ですが、「ファンダメンタル」なのか「ファンダメンタルズ」なのか。どっちがいいか迷ったんですね。以下は細かい話で恐縮なんで小さな字で書きますので、飛ばしたい方は飛ばしてください
ファンダメンタルは英語のfundamental(基礎)から来ていて「経済の基礎条件」と訳されているようですが、「経済の基礎条件」は1つでなく複数あるのでファンダメンタルズ(fundamentals)が正しいような気がするのですが、とりあえず「ファンダメンタル分析」としておきます。
実は、このファンダメンタル分析、一生懸命勉強した時期もあります。「損切り事例:松屋とトレジャーファクトリー」のトレジャーファクトリーを買ったあたりがそうです。
当時は、株投資と言っても何から始めていいか分からなかったのですが、アメリカの投資家ピーター・リンチに代表されるような、有望株(成長株)を事前に発掘、誰も気が付いていない割安の時に購入し、その企業が成長し株高になった時に売る「成長株投資」を扱うサイトが目に付き、「これでやってみよう」と思いました。
日本の企業は四半期ごとに決算書(決算短信)を出しますが、売上高・営業利益・純利益などの数字が累計して計算されているため、第二四半期、第三四半期等の四半期個々の数字が出てこない企業がほとんどです(アメリカでは出しているようですが)。
このため、四半期個々の推移を確認するためにエクセルに各企業の数字を入力し、計算してみたり、会社四季報を読み込んで成長株を探そうとはしましたが、結局、成長株投資で成功している投資家のようなファンダメンタル分析はできないと悟りました(汗)。
それなりに努力して学ぼうとしましたが、ここでも挫折です(多汗)。
しかし、買おうとする銘柄企業が信頼できるものであるかを確認するために最低限のファンダメンタル分析として、PER、PBR、企業の財務状況は見るようにしています。
ただ、この記事を書きながら気がついたのですが、日経225の会社(日本を代表とする企業225社)のような大企業については、PER、PBR、企業の財務状況はさほど気にしないで購入していることに気づきました。JALや東芝のような事例もあるので大企業だから心配ないとは決して言えませんが・・・
したがって、「あまりよく知られていない中小型株企業については、PER、PBR、企業の財務状況は見るようにしている」という表現が正確です。
当初はPER10.0倍以下、PBR1.0倍以下の割安株を探していましたが、これだと良い企業もはじかれてしまうので、今は、PERは30.0倍前後、PBRは3.0倍前後ぐらいにまで広げています。良い銘柄はこれ以上でも検討対象にしています。
財務状況も自己資本比率が高いのが望ましいですが、ケースバイケースで判断しています。自己資本比率が低い時はより慎重に銘柄選択するようにしています。
それから、営業キャッシュ・フローが赤字の場合は何か問題がある可能性があるので、納得のいく理由がなければ購入しません。(投資キャッシュ・フローが赤字なのは企業にとって通常のことですが、営業キャッシュ・フローが赤字なのは何か異常事態が起こっていると考えます) (続きます)
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損切りしない条件を再掲します。下記の(1)、(2)は前回お話しましたので、今回は太字の(3)からです。
【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、特に中小型株については、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 売却は、同じく過去1年~3年の株価チャートを見ながら最高値に近いところで売却する。ただし、現金比率を高める等の理由で僅かな含み益で売却するときもある。
(6) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ
【2018年6月4日追記】:上記条件で、①当初提示した条件には、売却の条件が抜けていましたので、それを追加しています。②また、条件(3)に「特に中小型株については」を追加しています(下線部分が追加部分です)。
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今回の記事は私の苦手なファンダメンタル分析になります。
書き出し早々、話がずれて恐縮ですが、「ファンダメンタル」なのか「ファンダメンタルズ」なのか。どっちがいいか迷ったんですね。以下は細かい話で恐縮なんで小さな字で書きますので、飛ばしたい方は飛ばしてください

ファンダメンタルは英語のfundamental(基礎)から来ていて「経済の基礎条件」と訳されているようですが、「経済の基礎条件」は1つでなく複数あるのでファンダメンタルズ(fundamentals)が正しいような気がするのですが、とりあえず「ファンダメンタル分析」としておきます。
実は、このファンダメンタル分析、一生懸命勉強した時期もあります。「損切り事例:松屋とトレジャーファクトリー」のトレジャーファクトリーを買ったあたりがそうです。
当時は、株投資と言っても何から始めていいか分からなかったのですが、アメリカの投資家ピーター・リンチに代表されるような、有望株(成長株)を事前に発掘、誰も気が付いていない割安の時に購入し、その企業が成長し株高になった時に売る「成長株投資」を扱うサイトが目に付き、「これでやってみよう」と思いました。
日本の企業は四半期ごとに決算書(決算短信)を出しますが、売上高・営業利益・純利益などの数字が累計して計算されているため、第二四半期、第三四半期等の四半期個々の数字が出てこない企業がほとんどです(アメリカでは出しているようですが)。
このため、四半期個々の推移を確認するためにエクセルに各企業の数字を入力し、計算してみたり、会社四季報を読み込んで成長株を探そうとはしましたが、結局、成長株投資で成功している投資家のようなファンダメンタル分析はできないと悟りました(汗)。
それなりに努力して学ぼうとしましたが、ここでも挫折です(多汗)。
しかし、買おうとする銘柄企業が信頼できるものであるかを確認するために最低限のファンダメンタル分析として、PER、PBR、企業の財務状況は見るようにしています。
ただ、この記事を書きながら気がついたのですが、日経225の会社(日本を代表とする企業225社)のような大企業については、PER、PBR、企業の財務状況はさほど気にしないで購入していることに気づきました。JALや東芝のような事例もあるので大企業だから心配ないとは決して言えませんが・・・
したがって、「あまりよく知られていない中小型株企業については、PER、PBR、企業の財務状況は見るようにしている」という表現が正確です。
当初はPER10.0倍以下、PBR1.0倍以下の割安株を探していましたが、これだと良い企業もはじかれてしまうので、今は、PERは30.0倍前後、PBRは3.0倍前後ぐらいにまで広げています。良い銘柄はこれ以上でも検討対象にしています。
財務状況も自己資本比率が高いのが望ましいですが、ケースバイケースで判断しています。自己資本比率が低い時はより慎重に銘柄選択するようにしています。
それから、営業キャッシュ・フローが赤字の場合は何か問題がある可能性があるので、納得のいく理由がなければ購入しません。(投資キャッシュ・フローが赤字なのは企業にとって通常のことですが、営業キャッシュ・フローが赤字なのは何か異常事態が起こっていると考えます) (続きます)
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