日米貿易摩擦は問題ない:先般(9月26日)の日米首脳会談はうまくやった
- 2018/09/29
- 00:44
先般(9月26日)の日米首脳会談はうまくやった(=名を捨てて実をとった)と思います。
短期目線で批判することが仕事のマスコミは、相変わらず「トランプに押し切られた」「農産品、自動車で大幅譲歩」などと不安を書き立てますが、
自動車関税をかけられたり、韓国・メキシコのようにアメリカの脅しにビビって数量制限を受け入れてしまうことが一番稚拙なやり方であって、
このような事態を回避し、うまく誤魔化したことに目を向けるべきです。
交渉事ですから、相手が満足することもしなければならないわけですが、バイの交渉をもちかけ相手に花を持たせて、後は何もしなければいい(適当につきあっておけばいい)のです。
11月の中間選挙が終われば先細ってしまう可能性が高いし、アメリカにとって日米経済問題より面倒な話はたくさんあるのですから。
トランプ大統領としては、「今まで逃げていた日本との交渉をするようになったぞ。アメリカ・ファーストだ」と中間選挙に向けて支持層に自慢できるし(=日本は名を捨てた)、
日本は最も懸念していた自動車関税をかけられたり、数量制限を受け入れることを回避した(=日本は実をとった)のですから、それでいいのです。
相手がトランプ大統領ですから、プロレスを見るように、技をかけられて大げさに痛がっていても、実はそんなに痛くない・・・例えれば、こんな感じだと思います。
もっとも、株式相場は世界の情勢の中で動いていますから、中東情勢・中国問題・新興国の通過問題など不安材料はたくさんあって、どうなるか分かりませんが、
少なくとも日米間の経済問題で株価が(トランプ大統領の不規則発言などで多少の落ち込みはあるかもしれませんが)大きく下がることは当面ないと思います。
☆☆☆
雲行き怪しくなってきたなぁ~、相場環境:安倍政権の行方で以下のことを書きましたが、アメリカが日本の外交政策に乗ってくるような、今までの歴代政権では考えられなかったことを安倍政権は着実に実現してきています。
また、トランプと米中貿易戦争:米中貿易戦争は長い覇権争いの始まりに過ぎないで書いたように、中長期的に見た中国の台頭(攻撃的な秩序の変更)を抑える意味でTPPは極めて重要ですが、これも安倍政権が様々な反対意見を押し切って実現したものです。
集団的自衛権の行使容認も、大変な反対を押し切って法制化しましたが、これがなかったら今の日米関係はもっとギスギスしていたし、中国・北朝鮮への対応はもっと難しくなっていたと思います。
☆☆☆
上で書いたようなことは、マスコミは書きませんので、敢えて安倍政権を褒めることばかり書きましたが、
モリカケ問題に見られるように、安倍政権には、謙虚さがなく、「お友だち」を優遇する偏狭さが確かにあります。
このような傲慢・偏狭に陥ることなく、しかし、やるべきときは反対を押し切ってでも、長期的視点で見た国益のための政策を今後3年間に実現してほしいと思います。
☆☆☆
写真がないと寂しいので、何かないかと探しましたが、
先日、横浜散策をしたときに撮った、みなとみらい線の「日本大通り駅」にある壁画アートを掲載します。

これは漫画家・イラストレーターであった故柳原良平(やなぎはら りょうへい)氏の作品で、ペリー提督が乗ってきた「サスケハナ」(手前の船)、明治時代建造の太平洋航路客船「天洋丸」(中の船)、ご存知の「クイーンエリザベス2」(奥の船)をイラストにした壁画です。
作者の柳原良平氏は、サントリーのCMのイラストを描いていた人ですが、この壁画にもそのキャラクター「アンクルトリス」が「サスケハナ」に乗船しています。
ペリーの来航以来、日本とアメリカは切っても切れない関係で、アメリカとの良好な関係を維持・発展させていくことは、日米のみならず、世界の発展にとっても大事なことです。
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短期目線で批判することが仕事のマスコミは、相変わらず「トランプに押し切られた」「農産品、自動車で大幅譲歩」などと不安を書き立てますが、
自動車関税をかけられたり、韓国・メキシコのようにアメリカの脅しにビビって数量制限を受け入れてしまうことが一番稚拙なやり方であって、
このような事態を回避し、うまく誤魔化したことに目を向けるべきです。
交渉事ですから、相手が満足することもしなければならないわけですが、バイの交渉をもちかけ相手に花を持たせて、後は何もしなければいい(適当につきあっておけばいい)のです。
11月の中間選挙が終われば先細ってしまう可能性が高いし、アメリカにとって日米経済問題より面倒な話はたくさんあるのですから。
トランプ大統領としては、「今まで逃げていた日本との交渉をするようになったぞ。アメリカ・ファーストだ」と中間選挙に向けて支持層に自慢できるし(=日本は名を捨てた)、
日本は最も懸念していた自動車関税をかけられたり、数量制限を受け入れることを回避した(=日本は実をとった)のですから、それでいいのです。
相手がトランプ大統領ですから、プロレスを見るように、技をかけられて大げさに痛がっていても、実はそんなに痛くない・・・例えれば、こんな感じだと思います。
もっとも、株式相場は世界の情勢の中で動いていますから、中東情勢・中国問題・新興国の通過問題など不安材料はたくさんあって、どうなるか分かりませんが、
少なくとも日米間の経済問題で株価が(トランプ大統領の不規則発言などで多少の落ち込みはあるかもしれませんが)大きく下がることは当面ないと思います。
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雲行き怪しくなってきたなぁ~、相場環境:安倍政権の行方で以下のことを書きましたが、アメリカが日本の外交政策に乗ってくるような、今までの歴代政権では考えられなかったことを安倍政権は着実に実現してきています。
「トランプ政権発足後、アメリカは「自由で開かれたインド太平洋」というアジア政策を打ち出しましたが、これは日本が従来から主張してきた政策の焼き写しで、安倍首相のトランプ大統領への影響があったことは間違いないと思います。アメリカが日本の外交政策に乗っかってくるなんて前代未聞のことで画期的なことだと思うのですが、日本のメディアは取り上げなかったですね」
また、トランプと米中貿易戦争:米中貿易戦争は長い覇権争いの始まりに過ぎないで書いたように、中長期的に見た中国の台頭(攻撃的な秩序の変更)を抑える意味でTPPは極めて重要ですが、これも安倍政権が様々な反対意見を押し切って実現したものです。
集団的自衛権の行使容認も、大変な反対を押し切って法制化しましたが、これがなかったら今の日米関係はもっとギスギスしていたし、中国・北朝鮮への対応はもっと難しくなっていたと思います。
☆☆☆
上で書いたようなことは、マスコミは書きませんので、敢えて安倍政権を褒めることばかり書きましたが、
モリカケ問題に見られるように、安倍政権には、謙虚さがなく、「お友だち」を優遇する偏狭さが確かにあります。
このような傲慢・偏狭に陥ることなく、しかし、やるべきときは反対を押し切ってでも、長期的視点で見た国益のための政策を今後3年間に実現してほしいと思います。
☆☆☆
写真がないと寂しいので、何かないかと探しましたが、
先日、横浜散策をしたときに撮った、みなとみらい線の「日本大通り駅」にある壁画アートを掲載します。

これは漫画家・イラストレーターであった故柳原良平(やなぎはら りょうへい)氏の作品で、ペリー提督が乗ってきた「サスケハナ」(手前の船)、明治時代建造の太平洋航路客船「天洋丸」(中の船)、ご存知の「クイーンエリザベス2」(奥の船)をイラストにした壁画です。
作者の柳原良平氏は、サントリーのCMのイラストを描いていた人ですが、この壁画にもそのキャラクター「アンクルトリス」が「サスケハナ」に乗船しています。
ペリーの来航以来、日本とアメリカは切っても切れない関係で、アメリカとの良好な関係を維持・発展させていくことは、日米のみならず、世界の発展にとっても大事なことです。
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