北鎌倉・円覚寺散策(2):桂昌庵/松嶺院/龍隠庵/寿徳庵/如意庵/佛日庵/黄梅庵
- 2018/08/17
- 08:50
今回は、円覚寺散策(1)でご説明したように、円覚寺境内内にある独立した寺院である「塔頭(たっちゅう)」のいくつかを見ていきます。
塔頭とは高僧の死後、弟子たちが高僧の墓の近くに徳を慕って建てた小庵ですが、年を経るに従い独立し個別の寺院となったものです。
円覚寺には、この塔頭が19ありますが、今回はそのうちの7つの塔頭を見ていきます。
☆☆☆
(塔頭:桂昌庵)
入口近くにある塔頭の「桂昌庵(けいしょうあん)」です。

一般公開されていない塔頭が多い中、ここは普段でも入れます。閻魔十王を祀っていることから「閻魔堂」とも呼ばれています。

また、ここには弓道場としても利用されています。

(塔頭:松嶺院)
「松嶺院(しょうれいいん)」です。

ここは普段は入れませんが、花の時期(春・秋)に一般公開されます。私は春の一般公開の時に入ることができました。
裏の墓地には、俳優の佐田啓二、女優の田中絹代、漫画家の清水崑、作家の開高健、オウム真理教の被害者坂本弁護士一家のお墓があります。
下の写真は、日本映画史を代表する大女優で「女優が憧れる女優」と言われた田中絹代さんのお墓です。女優さんらしいお墓ですね。

(塔頭:龍隠庵)
普段でも一般公開されている「龍隠庵(りゅういんあん)」です。

長い石段を登った先にあります。

ここでは円覚寺の山門や仏殿が見渡せ、境内随一の眺めを楽しむことができます。

(塔頭:寿徳庵)
「寿徳庵(じゅとくあん)」です。この塔頭は一般公開されていません。

墓地には三浦道寸(どうすん)一族のお墓があります。三浦道寸は北条早雲の最大の敵でしたが、北条早雲により滅ぼされ、これにより三浦一族は400年の歴史を終えました。
三浦道寸の辞世の句は「討つ者も 討たるる者も 土器(かわらけ)よ くだけて後は もとの土くれ」です。
どこかで覚えた言葉だったのですが、三浦道寸の辞世の句だったのですね。
生前どんなに勢力があり栄華を極めようと、死んだら土になるだけだ・・・という無常観を詠んだもので、どこか心に響くものがあります。
(塔頭:如意庵)
お寺カフェとして知られている「如意庵(にょいあん)」です。

「安寧」というカフェがありますが、営業日・時間が不規則なため、事前にカレンダーを見て行くと良いでしょう。
残念ながら私が行った時は閉まっていて入れなかったのですが、次回は是非行きたいところです。
(塔頭:佛日庵)
入場料100円を払えば、普段でも入れる「佛日庵(ぶつにちあん)」です。

ここでも抹茶をいただけるとのことです。
(塔頭:黄梅庵)
普段でも入れる「黄梅院(おうばいいん)」です。

円覚寺境内の最奥に位置しており、落ち着いた雰囲気の塔頭です。
これで北鎌倉・円覚寺散策を終了します。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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塔頭とは高僧の死後、弟子たちが高僧の墓の近くに徳を慕って建てた小庵ですが、年を経るに従い独立し個別の寺院となったものです。
円覚寺には、この塔頭が19ありますが、今回はそのうちの7つの塔頭を見ていきます。
☆☆☆
(塔頭:桂昌庵)
入口近くにある塔頭の「桂昌庵(けいしょうあん)」です。

一般公開されていない塔頭が多い中、ここは普段でも入れます。閻魔十王を祀っていることから「閻魔堂」とも呼ばれています。

また、ここには弓道場としても利用されています。

(塔頭:松嶺院)
「松嶺院(しょうれいいん)」です。

ここは普段は入れませんが、花の時期(春・秋)に一般公開されます。私は春の一般公開の時に入ることができました。
裏の墓地には、俳優の佐田啓二、女優の田中絹代、漫画家の清水崑、作家の開高健、オウム真理教の被害者坂本弁護士一家のお墓があります。
下の写真は、日本映画史を代表する大女優で「女優が憧れる女優」と言われた田中絹代さんのお墓です。女優さんらしいお墓ですね。

(塔頭:龍隠庵)
普段でも一般公開されている「龍隠庵(りゅういんあん)」です。

長い石段を登った先にあります。

ここでは円覚寺の山門や仏殿が見渡せ、境内随一の眺めを楽しむことができます。


(塔頭:寿徳庵)
「寿徳庵(じゅとくあん)」です。この塔頭は一般公開されていません。

墓地には三浦道寸(どうすん)一族のお墓があります。三浦道寸は北条早雲の最大の敵でしたが、北条早雲により滅ぼされ、これにより三浦一族は400年の歴史を終えました。
三浦道寸の辞世の句は「討つ者も 討たるる者も 土器(かわらけ)よ くだけて後は もとの土くれ」です。
どこかで覚えた言葉だったのですが、三浦道寸の辞世の句だったのですね。
生前どんなに勢力があり栄華を極めようと、死んだら土になるだけだ・・・という無常観を詠んだもので、どこか心に響くものがあります。
(塔頭:如意庵)
お寺カフェとして知られている「如意庵(にょいあん)」です。


「安寧」というカフェがありますが、営業日・時間が不規則なため、事前にカレンダーを見て行くと良いでしょう。
残念ながら私が行った時は閉まっていて入れなかったのですが、次回は是非行きたいところです。
(塔頭:佛日庵)
入場料100円を払えば、普段でも入れる「佛日庵(ぶつにちあん)」です。

ここでも抹茶をいただけるとのことです。
(塔頭:黄梅庵)
普段でも入れる「黄梅院(おうばいいん)」です。

円覚寺境内の最奥に位置しており、落ち着いた雰囲気の塔頭です。
これで北鎌倉・円覚寺散策を終了します。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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