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御殿山散策(2):ミャンマー大使館/原美術館/御殿山庭園/不自然な凹地

前回の御殿山散策(1)では、御殿山にある日本唯一の翡翠(ヒスイ)専門の博物館である「翡翠原石館」まで歩きました。

今回の散策では、翡翠と関係の深いミャンマー大使館から始まります。

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

世界最大の翡翠(ヒスイ)の産地はミャンマーですが、この「翡翠原石館」の前には「ミャンマー大使館」があります。
品川 御殿山 ミャンマー大使館


ミャンマー大使館は、三井財閥の大実力者で三井物産の初代社長を務めた益田孝の旧邸に建てられたものです。

大使館といえば、この近所には「セルビア大使館」もあります。
品川 御殿山 セルビア大使館


ミャンマー大使館前の道を東に進み、左に曲がると「原美術館」があります。
品川 御殿山 原美術館


原美術館は、東京ガス会長、日本航空会長などを歴任した原邦造氏の邸宅として建てられたもので、現代美術専門の美術館です。

ミャンマー大使館前の道に戻って東に進むと、鬱蒼とした木々のある場所があります。マリオットホテルに隣接した「御殿山庭園」です。
品川 御殿山庭園1  品川 御殿山庭園2


ちょっとした森のようで、人も少なく落ち着いて散策できる場所です。しかし、よく観察すると人工的な凹地に見えます。

実は、八ツ山や御殿山の一部は人工的に削られているところがあります。

一つは東海道本線や山手線の路線敷設のために東側が削られています。下の写真は前回の八ツ山橋から撮った写真ですが、一つの台地だったところが路線敷設のために開削されました。
品川 八ツ山橋から撮った写真 開削跡


もう一つは、ペリー来航以来の海防強化のために、江戸幕府は江戸湾に大砲を据えた台場を築きましたが、その埋め立てに使う土を得るために、八ツ山・御殿山から土取りをしました。

御殿山を歩いていると不自然に凹んだ場所がありますが、これらが台場建造のための土取跡で、この「御殿山庭園」の凹地も土取跡と思われます。

フジテレビなどがあり、外国人観光客にも人気のある「お台場」はこの「台場」に由来します。この御殿山の土が今の「お台場」の一部になっていると思うと、「お台場」の見方が変わってきます。

さらに東に進むと、鉄橋がありますのでそれを渡ります。渡ったところに「品川女子学園」がありますが、ここが「御殿跡」と言われる場所です。残念ながら説明板はありませんでした。
御殿山 品川女子学園 御殿跡


ここにも不自然な凹地がありますが、台場築造のための土取跡と思われます。
御殿山 品川女子学園 不自然な窪地


鉄道路線に沿って南に下っていくと「権現山公園」があります。江戸時代には「権現山の桜」として桜の名所でしたが、今では小さな公園にその名前を残すのみです。
品川 権現山公園


この近くには、前回ご説明した伊藤博文が若かりし頃襲撃した英国公使館跡があるのですが、ここにも説明板はありませんでした。

下の写真はこの近くにある「北品川郵政宿舎」ですが、ここが英国公使館跡と考えられます。徳川幕府の所有地だった場所は今でも国の所有地となっていることが多いので、まず間違いないと思います。
御殿山 北品川郵政宿舎


それにしても、このような重要な史蹟跡には説明板だけでもいいですから掲げて欲しいものです。

次回は、御殿山地区ではありませんが、見どころ満載の品川神社まで散策してみます。

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カツQ

Author:カツQ
リタイアして3年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に株式投資と東京散歩で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、地形や歴史・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。

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