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蔵前→浅草橋散策(2):隅田川テラス/隅田川長流図巻/浅草御蔵跡/両国国技館跡

前回の蔵前→浅草橋散策(1)では、落語の台本を納めた「はなし塚」まで行きました。
今回は「隅田川テラス」から散策します。


(隅田川テラス)

次に隅田川テレスを散策するために、厩橋(うまやばし)まで行きます。江戸幕府の馬小屋があったことに由来する名前です。
厩橋


隅田川テラスは下の写真のようなテラスで、散策するととても気持ちがいい場所です。江東区深川の名所を歩く(1)でご説明した「カミソリ堤防」もありますね。
隅田川テラス


上の写真のコメントで書いたように向こうには黄色の色をした蔵前橋があり、後ろを振り向くと緑色をした厩橋が見えます。
黄色の蔵前橋  緑色の厩橋


隅田川中流部に架かっている橋はそれぞれ色が異なっていて、その色にも意味があるようです。

黄色の蔵前橋は「稲穂の黄色」(「蔵前」の名の由来の米蔵があったので)、厩橋の緑色は「馬の牧草」で、赤色の吾妻橋は「神社の赤」、白の白鬚橋はその名の通りの「白色」・・・までは推測できましたが、駒形橋の青色についてはよく分かりませんでした。

「隅田川中流部著名橋色彩検討委員会」という委員会が設置され、そこで隣り合う橋には同じ色を用いないという方針を決めたそうですが、その関係で「青色」になったのかもしれません。

橋の色の謎解きはそのぐらいにして、隅田川手テラスを歩いていると、下のような浮世絵があったり、
隅田川テラス 浮世絵


「隅田川長流図巻」という素晴らしい絵のレプリカなどが展示されています。この絵は大英博物館所蔵であることも書かれています。
隅田川長流図巻  隅田川長流図巻 大英博物館所蔵


同じように海外の美術館所蔵(ベルリン国立アジア美術館所蔵)の絵画で、東京の公共空間で展示されているものとして、「熈代勝覧(きだいしょうらん)」という素晴らしい絵(レプリカ)が、日本橋「三越前」駅地下コンコース壁面に常設されています。
熈代勝覧


この「熈代勝覧(きだいしょうらん)」は文化2年(1805年)の江戸日本橋を描いた12メートルにも及ぶ大作で、当時の人々の様子が活き活きと描かれています。そのごく一部を下の写真でご紹介します。
『熈代勝覧』(きだいしょうらん)部分1  『熈代勝覧』(きだいしょうらん)部分2


幕末から明治にかけて、価値ある伝統芸術品が破壊されたり、外国に流出してしまいましたが、上の絵画もそのような経緯でヨーロッパに流出したものと考えられます。


(浅草御蔵跡)

さて、蔵前橋で階段を登って、右に行くと「浅草御蔵跡」の碑があります。
浅草御蔵跡の碑


この碑には次のような説明が書かれています。

浅草御蔵は、江戸幕府が全国に散在する直轄地すなわち天領から運んだ年貢米や買い上げ米などを収納、保管した倉庫である。大坂、京都二条の御蔵とあわせて三御蔵といわれ、特に重要なものであった。
(「浅草御蔵後碑」より抜粋)



この米を管理したのが札差(ふださし)と呼ばれる人たちで、高金利の貸付を行うようになり力をつけていきました。

Wikipediaによれば、以下のとおりです。

札差は、御家人が幕府から渡される米を受け取り運搬する仕事が本業であった。(中略)しかし、そのうち蔵米の受け取りを代行するだけではなく、旗本や御家人に蔵米を抵当にして金を用立てるという金融業務が、札差の重要な役割となっていった。金に困った武士は、自分の蔵宿である札差に、次回支給される蔵米の受領・売却を依頼すると確約し、借金をする。札差は蔵米の支給日に、売却した現金から手数料と右の借金の元利を差引き、その残りを武家の屋敷に届けるのである。札差はこうした札旦那を何人も持つことによって、米問屋としての性格のほかに、金融業者としても次第に力を持つようになっていった。
(Wikipediaより。太字は筆者)



(蔵前国技館跡)

少し先には広大な東京都下水道局の敷地があります。ここが、両国国技館が造られるまでは東京で大相撲の本場所を開催していた「蔵前国技館」跡地で、その敷地の一部に「蔵前水の館」があります。
蔵前水の館1  蔵前水の館2


この「蔵前水の館」は予約すると無料で実物6m径の大きな下水道管を見ることができるそうです。蔵前にあやかって蔵を模した建物となっています。蔵の横に下水道管が展示されているのが見えます。

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プロフィール

カツQ

Author:カツQ
リタイアして3年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に株式投資と東京散歩で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、地形や歴史・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。

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