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損切りしない株式投資(6):チャート分析

損切りしない株式投資(1)で掲げた損切りしない条件を再掲します。今回は太字部分の(4)の株価チャート部分です。

【損切りしない条件】
(1) 投資は余裕資金で行い、日常生活に支障をきたすような資金は使わない
(2) 現物取引のみに限定し、信用取引は行わない
(3) 個別銘柄の最低限の調査を行う(私には企業会計の知識もなく、企業のファンダメンタルズを調べる能力もありませんが、PER、PBR、企業の財務状況は最低限調べてから投資しています)
(4) 過去1年~3年の株価チャートを見ながらできるだけ最低値に近いところで買う。つまり、個人投資家がよく行う逆張り投資です。
(5) 含み損が出たら、長期保有を覚悟し、保有期間中は配当と優待をもらいながら、含み益が出るまで待つ


(チャートが一番分かりやすい)

FXのトレーダーであるオリバー・ベレスとグレッグ・カプラは株価チャートについて次のように述べています。

「株価の動きは、欲望と不安と恐怖のいずれかの感情に基づいている。(中略)マーケット参加者の大半が欲に支配されている間、株価は上昇する。これが強気相場である。逆に、大半の人々が恐怖に支配されている時には株価は下落し、弱気相場となる。(中略)チャートは嘘をつかない。(中略)熟練したトレーダーは、チャート分析を行わなければ話にならない」
(オリバー・ベレス/グレッグ・カプラ著「デイトレード」(日経BPS))


株価は為替相場・経済・金融イベント・地政学上のリスクなど多くの外部要因に左右されますが、結局は人間の持つ「欲望と恐怖」によって決まると喝破した文章だと思います。

このことは、昨年末~今年の1月にかけてのNYダウと日経平均の異様な上昇の時に感じました。悪いニュースがあってもそれを無視して、イケイケドンドンで株価が上昇していました。
外部のイベントでなく、人間(投資家)の感情が株価を動かしていたと思います。

外部イベントを把握しながら、株の売買を考えることはもちろん大事ですが(私もできるだけ外部イベントを把握するよう努力していますが)、私達のような個人投資家は機関投資家のような大量かつ迅速な情報は得られませんし、それを分析する大型コンピュータも持ち合わせていません。

結局は、チャートが一番シンプルで分かりやすく、相場を最も反映していると考え、私はチャートを基本にして売買を決めています。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラは短期のFXトレーダーですから(本の題名はそのものズバリの「デイトレード」です)、細かいチャート分析をしているはずですが、私は中長期投資ですので、チャートの形と(必要に応じて)過去の上値・下値・移動平均線を見るだけの単純な作業でやっています


(過去1~3年の期間について)

この「過去1~3年の期間」については、「1~3年」程度であれば1サイクルの循環があるだろう程度の感覚で、明確な根拠はありません。「6ヶ月の期間」で売買したこともありますが、これはうまくいきませんでした。

損切りしない株式投資(4)で「注意を要する銘柄」「強みを持っている銘柄」について書きましたが、どのような銘柄かによって期間の調整はしています。

「注意を要する銘柄」は、長期のチャート(3年もしくは3年以上のチャート)の最安値付近で購入、

「強みを持っている銘柄」は、より短いチャート(1年もしくは1年未満)の最安値付近を探す・・・というような調整はしています。

また、売却はこの反対で、原則として、「過去1~3年の期間」の最高値付近まで株価が騰がった時に売却するようにしています。(←原則であって、現金化する必要がある時などは、低い価格で売却する時もあります)

この「期間」「銘柄」「相場環境」の兼ね合いでの売買については、これからも研究していかなければならない課題だと思っています。


(チャートの形も見る)

チャートの形も重要です。

私は、下図のような循環型のチャートが好みで、下がったところを買うようにしています。
循環型チャート



その際、どうして下がっているのかもできる限り把握するようにしています。
下がっている原因が、構造的なものであると思われる場合にはより慎重に考えます。

しかし、損切り事例:松屋とトレジャーファクトリーで書きましたが、「デパートは斜陽産業なので株価の上昇は見込めない」とデパート産業は構造的にダメだと思っていたのが、最近また息を吹き返してきたように、私のようなファンダメンタル分析が苦手な投資家のファンダメンタル判断は当てにならないことはよくあるので、ファンダメンタル分析だけで判断しないようにしています。

一方、下図のような3年程度に渡って長期的に下落傾向にあるチャートは、何か根本的な問題があるので、買わないか、買うにしても慎重に検討します。
長期下落型チャート2



では、下図のような3年程度に渡って長期的に上昇傾向にあるチャートはどうかというと逆張り投資家にとっては悩ましいです。損切り事例:松屋とトレジャーファクトリーで書いたトレジャーファクトリーのような賞味期限の切れた銘柄でないか慎重に検討した上で判断します。
長期上昇型チャート2



FXをやっていた時は、フィボナッチとかボリンジャーバンドなどのテクニカル指標を使った複雑なことをしていましたが、中長期の株式投資の場合はチャートの形だけで十分だと思います。

チャートの形以外に見ているのは、過去の上値・下値と敢えて言えば移動平均線ぐらいです(過去の上値・下値同様、移動平均線も下値支持線・上値抵抗線になることもありますので)。 (続きます)

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(関連記事)損切り事例:松屋とトレジャーファクリー

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プロフィール

カツQ

Author:カツQ
リタイアして3年です。会社勤めの時にはなかなか作れなかった自由な時間を得て、主に株式投資と東京散歩で過ごしています(加えて、家事手伝いも)。
投資家としては、ファンダメンタル分析がろくにできず、メンタルも弱いダメ投資家ですが、踏ん張って自分なりの投資(損切りしない株式投資)のやり方を探しています。
東京散歩は健康維持も兼ねながら、地形や歴史・古道・暗渠を通して見た街角散歩をしています。東京の奥深さを少しでも伝えたいと思っています。

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